(なんで脅されて犯されて、それを黙っててもらう代わりにキスなんかしなくちゃいけないの…、意味がわからない…。)
アナルセックスについて細部までバラされた挙句、口止めを求められ、追い詰められた夏芽は口上を口にして、三宅の首に腕を回す。
目を閉じ、つま先立ちになって少し背伸びし、唇を重ねた。
(あ…、そういえば私、これがファーストキスか…。チンポは散々口にしたのに、もはや笑える…。私、綺麗なところなくなっちゃったな…)
チュッ、ピチャ…ッ、チュッ…!
侵入してくる三宅の舌を受け入れつつ、唾液を絡ませて水音を響かせながら、少しでも早くこの時間が終わることを祈った。
そして、一瞬キスから解放されたと思えば、再び頭を掴まれ貪るようなキスが始まる。
「ん゛…っ、んん゛ッ!!」
(頭掴まれて逃げられない…っ、激しすぎて息が…っ)
口腔内を犯され、歯や舌の裏にまで三宅の舌が這い、1分を過ぎて解放された頃には、頬まで三宅と夏芽の唾液で濡れて光っていた。
「か、会長っ、次自分いいですかっ?会長の彼女ですけど、1分なら好きにしていいんですよね!?」
酸欠になりそうになり、壁にもたれかかって激しい呼吸で酸素を取り込む夏芽を労わるものはいなく、我先に夏芽とキスをしたがる会員達。
少しでも休憩していたかったが、突進するような勢いで会員に抱きつかれ、そのまま唇を重ねられる。
「んっ、…っ、ちゅ…っ、ッ!?ん…っ、んんッ!!」
(コイツ…っ、胸揉んで…っ、気色悪すぎでしょ…っ!)
壁にもたれていたせいで、壁と会員の身体に挟まれ、押し付けられるように唇を貪られる。
そして、男特有のゴツゴツとした手が胸を鷲掴みにし、閉じていた目を見開くと、血走り興奮しきった瞳と目が合う。
胸を揉む腕を掴んで引き剥がそうとするが、壁に押し付けられてキスをされながらではうまく力が入らず、結局1分間好き放題にされてしまった。
「はぁーっ、はぁー…っ、ちょっと…休憩させて…っ」
ただ1分間キスするだけと言っても精神的な疲労は大きく、2人目を終えた段階ですでにフラフラだったが、休憩時間などなく次々に興奮しきった会員達が夏芽の前に立った。もはや夏芽がキスで口止めをするという建前は消え、1分間会員達が好きにキスをする時間になっていた。
3人目は恋人のようにキスをしたいとリクエストしてきて、指を絡ませて恋人繋ぎをし、夏芽から舌を絡ませられた。
3人目はキスをしながら写真を撮られ、夏芽も無理やりピースをさせられ、偽りのラブラブ写真が出来上がった。
そして、最後残る会員は…
(でっかい人残っちゃった…、太ってる人本当に苦手なんだけど…)
夏芽と身長差が20センチ以上あり、体重はほとんど2倍ほど差がある体格差。太ってる人は不潔に感じ、苦手意識がある夏芽だが、涎でベトベトの唇を手の甲で拭いながら向き合い…
「お尻でえっちしたこと…内緒にしてください…、お願いします…」
そう呟いた瞬間、力強く抱き寄せられキスが始まる。
太った会員はひどく興奮しており、潰されるようにそのままソファに押し倒される。
「ンン゛ッ、ン゛ーッ!!んっ、ん゛ッー!!」
(重…ッ、息できなくて、苦し…いっ、鼻息荒すぎて、臭いし…っ。…ちょっ、本当に息が…っ、し、しんじゃ…う…っ!)
息ができず、顔が真っ赤に染まっていき、巨体の背中をバンバン叩いてタップするも、全く気にせず、のし掛かって潰しながら、胸や太ももを触りながら口腔を貪り続ける。
両足をバタつかせてなんとかどかそうとするも、2倍近い体格の男をどかせられることはなく、スカートが捲れて三宅達に純白のショーツを見せるだけ。
目の前が真っ白に染まり、意識が飛びかけた頃、三宅のスマホが鳴り、タイムアウトを知らせる。
夏芽にとって長い長い1分が終わり、ようやく重りがどけると…
「ゲホッ!ゲホッ、ケホ…っ、ェ…ッ!」
激しく咳き込み、着衣や髪を乱したままソファにうずくまる。
【ありがとうございます。
あれこれリクエストすると、やりたい責めなどあったときに邪魔してしまうかもと思ってしまってました。
三宅さんや会員さん達には結構めちゃくちゃにされたい感じがあります。次郎さん達と違い、雑に性欲処理の相手として使われたいですね。
何かあったらまた提案させていただきます。】
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