勝手言ってすいません…ありがとうございます。
では、それで進めていきますね。
「さ、撮影会?ま、まじで?」
三宅の言い出した撮影会という言葉に他の会員たちはざわついた。
夏芽のすきをついて盗撮してきた彼らだが、写真はパンチラ、ブラチラ程度が精一杯…目の前で夏芽が下着姿を晒したことだけでも信じられない。
それが撮影会と聞いてざわつくのも当然だった。
「でも何で会長の言うことに夏芽ちゃんが従うわけ?」
そんな疑問が湧くのもまた当然だ。その疑問に夏芽が答えられるはずもない…話せばサイトに上げられた動画の存在を知られてしまうからだ。
「実はさ…さっき廊下で夏芽ちゃんから告られてさ…」
「はっ?」
会員たちは、三宅の言葉に呆気にとられたような顔をし、夏芽もまた目を丸くした。
「だからさ…付き合ってくれって言われたんだよ。付き合ってくれるなら何でも言うこと聞くからって…それで夏芽ファンクラブのことを話して、そこでモデルとかやってくれるなら付き合って上げるって言ったら、OKが出て…ねっ…夏芽ちゃん…」
三宅は、スマホを手で持ちチラつかせ夏芽に話しかける。
「話を合わせないと動画のことバラすよ…」口にこそ出さなかったが、三宅の目は、そう言っていた。
夏芽は、頷くしかなかった…
「じゃあ…はじめよっか!みんな、リクエストしたいポーズがあったら言ってくれよな…夏芽ちゃんがリクエストに応えてくれるはずだから…」
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