「…ッ、ぅ、…、わかった…から、離して…」
三宅の腕を振り払おうとするも、動画を人質に取られれば従うしかなく、力無く呟いて大人しく椅子に座る。
(動画が出回ってる…?公園の露出の時に他に人がいた…?でも自宅の動画は…?)
椅子に座ったまま俯き、ぐるぐると動画の出どころを考えるが、それを遮るように三宅が口を開く。
「…血は繋がってない…し、事情があるの…」
血の繋がり云々ではないのは百も承知だし、当初の事情…、美奈子が次郎にぞっこんで、夫婦関係を壊したくない一心で我慢していた…というのも最近は変わってきていた。
「ファンクラブ…?盗撮とか…してるの…?…違っ、私が好きで動画上げてるわけじゃないし、露出狂なんかじゃないっ!」
椅子から立ち上がって語気を荒げて否定するも、三宅は「そんなこと言っても、クラスのみんなはこの動画見てそう思ってくれるかなあ…」と呟き、次郎のペニスをしゃぶる夏芽の動画を見つめる。
(こんな動画見られたら退学は間違いないだろうし…、そもそもそういう問題ですらない動画だし…)
青ざめながらも必死に思案し、一つの覚悟を決める。
(脱ぐだけで満足…してくれるよね…?ファンクラブとかなんとか言ってるし…)
苦虫を噛み潰したような表情で制服のブラウスのボタンに手をかけ、外して行く。
今日に限って黒の透けた下着を着けてきてしまっており、美奈子に劣らずの豊満な乳房に会員たちから気色の悪い感性が上がる。
「早くスカートも脱いで」という催促に苛立ちつつ、無言のままスカートのチャックを下ろして床に脱ぎ捨てる。
「お金なら払う…から、もう許して…」
下着姿になり、両手で視線から身体を隠しながら呟くが、当然許されることはなく…
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