「おかえり~早かったじゃないか…」
夏芽の淡い期待も虚しく、出迎えたのは次郎だった。
「お母さんは、今日は遅番なのは知ってるだろ?フフフッ…」
次郎を見て夏芽は玄関先で固まってしまう…たとえどんなに調子がわるくても帰宅時間を遅くするべきだったと後悔した。
「夏芽…すぐにワシの部屋にきなさい…」
それだけを言い残し次郎は家の奥へと姿を消した。
(くくくっ…夏芽のあの顔…何回イっことやら…)
しばらくして夏芽が次郎の部屋へ現れる…露骨に嫌悪感を滲ませた薫だった。学校で…授業中…特に拓海の前で気をやらされたことに憤怒している様子だった。だが
次郎は、そんな夏芽をニヤニヤとした顔で迎えた。
「どうだった?一日中…ローターを入れてた気分は?何度も気をやれて気持ちよかったろ?」
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