(なんかコレ…めっちゃ興奮する…)
女の人をレイプする…そんなことを考えたことがなかった拓海だったが、プレイとしてのレイプごっこに異様なほど興奮していた。
美奈子を夢中で攻めていたことで、夏芽の帰宅には全く気づかずにいた。
「……っ!!?」
突然、リビングの扉が勢いヨク開き振り返り固まった。
すぐには、そこに立っているのが夏芽だと分からなかった。
「な、夏芽っ!?な、なんで……」
それが夏芽だと気づいて何かを言おうとするが、パニクッて言葉がでない。
次の瞬間、リビングの床にお尻から倒れた…夏芽に体当たりをされたのだ。
下半身裸のまま身を起こすが、上手く言葉が出てこない…助けを求めるように美奈子を見たが、美奈子の口から信じられない言葉を聞くことになる。
「お、おばさんっ…ど、どうして…」
美奈子とはプレイのはずだった…拓海の頭は更に混乱を極めた。
「夏芽っ…こ、これは…ち、違うんだ…」
必死に弁解しようとするが、夏芽は聞く耳を持たず、それどころか警察に通報すると騒ぎ点てるのだ。
拓海は急に怖くなり、投げつけられたズボンを拾い外に飛び出した。
どこをどう走ったのかも覚えていない…息が切れるまで走り続け、気づいたときには、あの公園にいた。
(な、なんで夏芽が帰って…いや…それより…おばさん…どうしてあんなことを…あれはおばさんが言い出したプレイじゃないのか…)
ベンチに座り込み一息つくと、疑問ばかりが頭をよぎる…次郎の企てた罠だと想像もできない拓海に答えは出なかった。
………
(クククッ…これほどうまくいくとはな…もうこれで、あのガキは終わりだな…あとは…)
夏芽がリビングに飛び込んだあと、そっと2階殻降りて様子を伺っていた次郎はこみ上げる笑いを堪えた。
「ただいま…帰ったぞ…美奈子…」
次郎は、さも今外出先から帰ってきたかのよう声を出しリビングへと向かった…
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