結局夏芽は帰りが遅く、辺りも暗くなってきたことと、ヤることをヤって疲れたということもあり、拓海は帰ることになった。
玄関先で拓海と別れ際にキスをした後、連絡先を交換した。
「じゃあ、気をつけてね。…今日みたいに誰もいない日だったらいつでもしてあげるから、ね?」
最後に拓海の手を掴んで自分の胸に当てさせ微笑み、顔を赤くした拓海を見送った…。
その直後、手に持ったスマホに着信が入り、ビクッと驚いてから応答する。
「あっ、次郎さん…。え、ええ…、その…」
(…そういえば次郎さんのお願いで拓海くんとエッチしたんだった…。途中からすっかり忘れてたわ…)
途中からセックスが楽しく、命令であることも忘れて交尾に耽ってしまっており、歯切れが悪い返事となった。
「帰ってから聞く」という言葉を聞いて、頬が緩む美奈子だった。
ーーーーその夜ーーー
「あっ、はうぅっ、はい…っ、きちんと拓海くんの筆おろしをしてっ、中出しさせました…っ!」
寝室で一糸纏わぬ姿となり、胸を強調するように亀甲縛りを受けたままバイブを膣で咥えながら今日の報告をする。
「はひっ、ぃ…っ、そのあと一緒にお風呂でっ、ソーププレイもしました…っ、イっ、イ…っ、ぁうう…っ」
絶頂しそうになった直前にバイブを引き抜かれ、切なげな声を漏らしつつ、愛液でシーツに染みを作っていく。
何をしたのか、何回中出しさせたのか、事細かに説明し、その度に寸止めされて焦らされ…
「お願い…、もうっ、おチンポ我慢できません…っ、挿れてください…ぃっ!…はうぅっ、気持ち…良いっ、ぁっ、拓海くんよりもぉっ、次郎さんの方が太くて気持ちいいです…ぅっ!!」
拓海と比較するように命じられ、自分が誰のものなのかを再確認させられる夜だった…。
ーーーーーーーーーーー
「…ねえ、遅いってー…。遅刻しちゃうよ?」
何があったのか全く知らない夏芽は、いつもの待ち合わせ場所にいた。
「…ん?えーっと、バイトの日だけど…。」
やや早口に拓海が喋り、その饒舌加減に疑問を抱きつつも返答していく。
(なんか…、テンション変…っていうか…。夜更かししてたって言ってるし、そんなもんかな…。バイトって言ったら喜んでるような感じするけど…)
「あの、さ…、バイト終わったらになるんだけど、今日拓海の家行っていい…?最近あんまりお話しできてないしさ…。…ぁ、そ、そうだよね、拓海も用事あるもんね…」
最近のギクシャクした雰囲気で学校でも前みたいにベッタリといった感じではなく、会話も登校の時くらいになってきてしまっていて。
夏芽なりに勇気を出して遊びに誘ってみたものの、拓海に「用事があるかも」と言われて断られてしまった。
※元投稿はこちら >>