(うわー…、人に見られたいって言うのは結構ポピュラーなんだ…、自分がとんでもない変態なんじゃないかって思っちゃってたな…)
スマホでエッチな体験談や掲示板を覗いているうちに、自分が普通なんじゃないかと錯覚してきてしまう。
誰しもそういう変わった願望があったとしても実行することはなく、間違いなく変態行為であるが、もはや自分では気がつけないほどに。
(へえ…、あそこの銭湯ってレズの人が集まってたりするんだ…。そういうのじゃなくても身体見られたりするのかな…)
校内の露出行為も噂となり、露出写真を共有する有志のグループラインできるほどにもなってきて、徐々に悪化してきているがもはや自分では気がついていない。
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「家に遊びに来るのは久しぶりね。昔はよく来てたのに…。」
キッチンから拓海に声をかけつつ、ペットボトルのお茶と適当にクッキーをお盆に乗せ、リビングで待つ拓海の元へ向かう。
「拓海くん本当大きくなったわね、筋肉もついてすっかり男前になっちゃって。うふふ、男の子って成長が早いものね。」
テーブルに菓子と茶を置きつつ、拓海の対面ではなく、隣に腰掛ける。
成長を確かめるように腕や胸板、太ももに手を当て、優しく摩る。
(…、おばさんキツいって思われてないかしら…。年甲斐もなく短めのスカートも履いちゃって…。……あら、やっぱり男の子なのね…)
年頃の娘の母としては若めであるものの、拓海とはやはり親子の歳の差であるため不安だったが、身を固くして緊張している拓海を見て密かに胸を撫で下ろし…。
「ん?拓海くん、何か悩んでたりする…?嫌なことでもあった…?……大丈夫、大丈夫だからね、拓海くん昔から頑張り屋さんだものね…」
拓海の表情が重く強張っているのを見て、何か考えていることを察し、自身の胸元で拓海の頭
を抱きしめる。
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