「喧嘩?喧嘩なんてしてねえよ…それにオレたち付き合ってるわけじゃないし…」
これで何人目だろう…休み時間に一人でいるだけでクラスメートから夏芽と喧嘩でもしたのかと聞かれる。
特別な理由がない限りいつも一緒にいるのが当たり前のように周りからも思われていることに改めて気づかされた。
夏芽がすすんで義父とああなったとは思っていない…けれどあの夏芽の顔が忘れられず、今朝もまともに目を見ることができなかった…加えて夏芽の義父に半ば脅されたとはいえ、覗きをしてしまったことが負い目になっていた。
(そうだよな…付き合ってはいないだよな…)
ちゃんと気持ちを伝え彼氏彼女の関係であったならば…サイトを見つけた時にキッチリ対応していたならば今とは違ったかもしれない…それが悔やまれてならなかった。
………
「オレ…めっちゃいいもん見ちゃったよ!」
「なんだ?いいもんって…」
同級生に興奮気味で話しかけたのは、階段で夏芽のスカートの中を覗いた生徒だった。
「2組の黒崎夏芽…知ってるだろ?あの子のパンティ見ちゃったよ!階段登ってたら、前にいた黒崎が屈んで靴紐直してだして…お尻つき出すみたいなって…」
「マジかよ?」
「いつも遠藤と一緒だけど今日は一人でいてさ…ガン見しちゃったよ!黒崎ってイメージ的には白とか履いてそうだけど、なんか少し透けてたような…エロいの履いてた!」
「ホントか?オレも見てぇ!遠藤が一緒だと何かと面倒だしな…一人でいるの見かけたらあとつけてみようかな…」
夏芽が衝動的にしてしまった露出が、この時から密かに校内で広がっていくことになる…
………
「美奈子…お前にやってもらいたいことがあるんだがな…」
次郎が夏芽の母、美奈子をバックで責め立てながら話を持ち出したのは、夏芽の尻を犯した夜のことだった。
拓海に夏芽の恥態を見せつけ夏芽への不信感と絶望感を抱かせたが、それと同時に夏芽が拓海
にも同じような感情を抱かせ、夏芽を自暴自棄に追い込み、必死に守ろうとした処女を奪おうとする企てだった。
「拓海とかいうガキ…あいつを誘惑しろ…女の身体を教えてやるんだ。」
夏芽の気持ちを知る美奈子は、「それはできません……」と頑なに拒むが、次郎の責め立てと焦らしに、とうとう受け入れてしまうことになる…
(拓海が自分の母親と関係を持ったと知ったら…もう処女を守る気もなくなるだろう…あとは快楽に流され…クククッ…)
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