「どうだった?面白いものが見えただろ?」
夏芽がシャワーを浴びると言って部屋を出ると、次郎はクローゼットの扉を開けた。
そこには床に膝をついて項垂れる拓海の姿があった。
泣いているのか、時折鼻をすする音が聞こえる。
「サイトの動画より生のほうが興奮するだろ?」
どこか得意気な次郎に何かを言おうとした拓海が顔を上げかけ再び頭を垂れた。
それもそのはず…クローゼットの中は、次郎のものとは違う精液の匂いが充満しており、拓海がペニスを扱き何度も射精したことは明らかで、次郎にそれを知られたことに気づいたからだ。
「帰る前に掃除しておけよ。いったい何回マスかいたんだ?このことを夏芽が知ったらどんな顔をするか…」
「な、夏芽には…い、言わないで…ください…お、おねがいします…」
憎むべき相手に頭を下げるしかない自分が情けなかった…
こんばんは。
このあと、拓海と夏芽のギクシャクがあって、いよいよ美奈子との絡みにしようかと…
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