「わかっ、わかってる…、言う通りにしたからここに来たんでしょ…」
スカートを指で摘んで持ち上げ、ショーツの様子を見せつける。
早く部屋を出たい一心で顔を背けたりしているため、これも撮られていることに気がついていなかった。
「お母さん、行ってきますっ!」
足早に部屋を飛び出し、母にだけ挨拶をして玄関の戸を開けた。
小走りで駆け、いつもの待ち合わせ場所でスマホを弄って待つ幼馴染の姿を見つけ…。
「おはよっ!ごめん、ちょっと遅かったでしょ?目覚ましかけ忘れて少し寝坊しちゃってさ」
(寝坊しちゃって…か…、ローター仕込んでお義父さんにそれを見せてました、なんて言えるわけないし…。拓海に嘘つくことが多くなってきたな…、仕方ないんだけど…)
拓海が後ろめたさを感じているのと同じく、嘘をついたり、好きな人がいるのに性的なことをしている自分に嫌気が差していた。
「今日体育男子と合同だって、男子ってばじろじろ見てくるから嫌なんだよね。拓海も女子の胸ばっかり見てるしっ」
『そんなことない』というツッコミを待っての軽口だったのだが、当の拓海は顔を背けているだけ。
頭の上に疑問符が現れた瞬間、ヴヴヴと小さくローターが振動し…
「ひゃん…っ!?…んっ、な、なんでもない…から…」
小さく悲鳴をあげ、極端に内股になって立ち止まる。振動はおそらく一番弱いものだが、それでも突然震えたりすれば溜まったものではない。
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