「もしもし…夏芽ちゃん…すごいぞ!」
佐竹からの電話だった…佐竹はプールでの夏芽の様子を事細かく知らせてきたのだ。
その話によれば、マイクロワンピの水着着用のために陰毛を全て自らの手で剃りあげ、股間に股布を食い込ませた姿で会員の前に出たそうた。
準備運動と称して様々なポーズをとり、傍から見ても分かるくらいに股布を濡らしたらしい…
(夏芽のやつ…露出に酔いしれとるみたいだな……このあとのための前戯だとも知らずに…)
佐竹からの報告の電話を切ると自然と頬が緩んでしまう…これまで時間をかけて開発した夏芽の尻の処女を今日味わうのだから…
(久しぶりにライブ配信をするか…なにせ尻の処女喪失の瞬間だからな…)
次郎は、部屋のあちこちにカメラを設置しはじめた。あらゆる角度から尻の処女喪失の場面を録ろうと考えてのことだった。
そんな次郎が、夏芽の帰宅がまだかと窓の外に目をやると、家の前に見覚えのある男子高校生の姿を見てとった…拓海だった。
次郎の顔が厭らしく歪んだ…
………
夏芽を見送った拓海だったが、すぐに家に帰る気になれず、一人街をぶらつきゲーセンに立ち寄り時間を潰していた。
何を見てもゲームをしても夏芽のことばかり考えてしまう…いくら考えても答が出ないことにため息をつき帰路についた。
しかし足は何故か自宅ではなく夏芽の家に向かってしまう…
(夏芽…帰ってるのかな…)
夏芽の家の前の通りで二階の夏芽の部屋を見上げたが、帰宅を確かめることなく背を向けた…
「拓海くん?遠藤…拓海くんだろ?」
不意に声をかけられ振り返ると、そこにはこの世で1番見たくない顔があった…夏芽の義父の次郎だ。
「こ…こんにちは…」
頭を少し下げ挨拶をして再び歩き出した拓海を次郎は呼び止めた。
「拓海くん…キミにおもしろいものを見せてあげようか?」
次郎の顔は、どう言葉で表現していいかわからないような…残忍で下劣極まりない表情だった。
「いえ…結構です…失礼します…」
次郎の申し出をきっぱり断り背を向けたが、次の次郎の言葉に足が止まる。
「キミは夏芽の部屋の住人だよね?しかも公園でのライブ配信まで覗きにきた…ワシは知ってるんだよ…フフフッ…」
………
(な、なんでオレはこんなところに…)
夏芽の家の前で次郎に呼び止められた拓海は、その30分後には次郎の部屋のクローゼットの中にいた。
家の前で次郎からスマホの映像を見せられた…公園の木陰から覗きをする拓海の姿…公園のトイレで目隠ししてオナニーをする夏芽を見ながらペニスを扱く様子…
言葉を失い狼狽する拓海を次郎は半ば強引に家に引き入れたのだ。
「もうすぐ夏芽が帰ってくる…キミは、そこでこれから起こることをよ~く見てるんだ…」
次郎は、クローゼットに向かい話しかけた。
「おっ…!帰ってきたみたいだぞ
。くれぐれも夏芽に気づかれないようにな…いいかい?」
夏芽が好きなくせに何もできずにいる拓海…そんな自分の無力さを思い知らせるための次郎の思いつきだった。
※元投稿はこちら >>