制服姿で夏芽は、次郎の部屋へと顔を出した。ほんのり顔を赤らめていた。
「ちゃんと言う通りにしてきたのか?スカートを捲くって見せなさい…」
夏芽は、顔を背けたままでスカートを捲り上げる。白に青の水玉のパンティが露わになる。
「うん…ちゃんと入れてるな…絶対に出さないこと…もし勝手にそんなことをしたら…わかってるな…夏芽…」
次郎は、夏芽の前にしゃがみこんだ。女にはない膨らみがハッキリとわかり、そこにローターが仕込まれていることが確認できたのだ。
……………
(ついさっき上がった動画…あれって今朝のこと?ま、まさか…)
拓海は、学校に出かける前にサイトに新しく上がった動画を見ていた。
初めて「夏芽の部屋」を見つけて以来、暇さえあればスマホでサイトを覗いていた。
あれは夏芽ではない…夏芽があんなことをするはずかない…一度は、夏芽を信じようとした拓海だったが、動画を見るにつけ夏芽本人だという事実は深まるばかり…
動画の中で、夏芽が義父の言いなりになった経緯もわかったが、拓海にはどうすることもできないでいた。
多額の借金を肩代わりすることなどできるはずもなく、夏芽を責めることもできないでいた。
そんな自分が情けなく思う。
それと夏芽を責められない理由があった…サイトを見つけた時は、驚きと怒り…様々な感情が入りまじり、それは今も変わらないが、拓海は夏芽の動画を見てオナニーばかりしていたのだ。
(折れってサイテーだな…夏芽を助けるどころか…)
下を向いて歩いていた拓海が顔を上げると、先の角から夏芽が出て来るのが見えた。以前なら駆け寄り「おはよ!」と声をかけたのだが、後ろめたい気持ちがあり、それができないでいた…
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