「待てよ、夏芽…!」
家の手伝いがあると言って、いつもと違う道に向かう夏芽を拓海は呼び止めた…そんな拓海にバイバイと手を振った夏芽…
「なんだよ…家の手伝いって…そっちは家じゃないだろ…なんかウソっぽいし…」
こういう時に頭をよぎるのは、やはり夏芽の義理の父親のことだ…最近はサイトで新しい動画は一切上がってはいないが、どうしても頭から離れない。
無理やり腕を掴み問いただそうとも思うが、その答が正直こわかった。
………
「社長…ほんとにあんな水着を着せても大丈夫ですか?嫌がって帰っちゃいませんか?」
夏芽に水着を渡した祐子が社長室に入るなり佐竹に尋ねた。
「大丈夫さ…あの娘は…ほれキミも見てみたまえ…」
佐竹が顎をしゃくってみせたほうを祐子が見ると、夏芽が鏡の前で脚を広げカミソリをあてているところだった。
「あらあら…美紀さんからも聞いたけど、ホントだったのね…会員さんたちも喜びますね…」
2人が見ているとも知らずに夏芽は陰毛の処理を続けていた。
水着が水着なだけに結局夏芽は陰毛をきれいに剃り上げることになる…
「あんな可愛い子には、パイパンが似合いますね…じゃあ社長…行ってきます…」
陰毛を全て剃り上げ水着を身につけ、鏡に映る自分自身の姿に頬を染め瞳を潤ませる夏芽を見つめながら祐子は社長室をあとにした。
祐子は更衣室まて夏芽を迎えにいくと地下にあるプールへと案内した。
「皆さん~集まってくださ~い…」
祐子の声でプールサイドのあちこちで雑談をしていた会員たちが集まってきた。やはりヨガ教室と同じように男性ばかりだった。
「こちらは黒崎夏芽ちゃんです。今日からいろいろとお手伝いしてもらいます…じゃあ夏芽ちゃん…一応ご挨拶して…皆さん、我がスポーツジムの特別会員さんだから…」
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