「はあ…、そうは言ったけど、やっぱり普通にお家で調教されとけばよかったかな…」
送られてきた位置情報を見ながらフィットネスジムに歩いていく。
やると言ってしまったものの、早速後悔に苛まされはじめた。
「わあ…、こんなところにジムってあったんだなあ…。意外とちゃんとした施設…なのかな…?」
次郎の知り合いと聞いたときから、ロクでもないアダルトショップ的なジムを想像していたが、割としっかりした施設で驚く夏芽。
ジムに入館し、ローファーを脱いで下駄箱にしまうと、奥から女性に話しかけられ…
「ぁ、えっと、はい、黒崎夏芽と申します…。あの、受けといてなんですけど、本当に私で大丈夫ですか?ヨガのこととか全然わかんないんですけど…」
(女性の先生なんだぁ…、ちょっと安心…かな?それにしても綺麗な人だなあ…)
ペコリとお辞儀して、礼儀正しく挨拶する。
この辺りは美奈子からきちんと躾けられた通り。
そうして説明を聞きながら、カバンから畳まれたレオタードを取り出し…
「えっと、これって本当に着るんですか…?もっと透けないやつとかないのかな…って」
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