「バイバイ~また遊ぼうね…」
グローブジャングルから出できた男の子たちは手を振って夏芽と分かれたが、すごいものを見たという高揚した顔をしていた。
「アレ…オナニーっていうんだぞ…御前崎たち知らないだろう?」
男の子の中の1人が得意そうな顔をした。ほとんどの男の子は夏芽がしたことの意味を理解できずにいたが、中にませた子がいたのだ。
「あのオシッコみたいに出てきたのはオマンコ汁って言うんだ…」
「オマンコ汁?なにそれ?」
「お姉ちゃんが弄ってたクリトリスってとこ…あそこを触ると気持ちよくなって出るもんなんだ…」
「へぇ~タケシ君、よくそんなこと知ってるね…」
「お兄ちゃんのパソコンで見たんだ…あのお姉ちゃん…変態だと思うよ…」
「ふ~ん…変態かぁ…今度会ったら変態お姉ちゃんって呼ぼうね…」
夏芽が何も知らない男の子たちを利用しオナニーに耽り、別れたあとこんな会話がなされていたことは知るはずもなかった。
「夏芽っ…どこ行ってたんだよ?ジュース温くなっちゃったじゃないですか…」
拓海がコンビニから戻ると、砂場から夏芽と男の子たちの姿が消えていて、辺りを見渡しても見当たらず、砂場の縁に腰を下ろしていたところへ夏芽が戻ってきたのだ。
夏芽の様子はどこかヘンだった。制服のブラウスのボタンが一つズレ、スカートからブラウスの裾がはみ出している…
夏芽が「トイレ…」と言って脇をすり抜けた時にほのかに漂う匂い…どこかで嗅いだ匂い…
拓海は、ハッと何かを思い出し、あたりを何度も見渡した。
(居るわけないよな…夏芽の義理のお父さん…)
ホッと胸をなで下ろしたものの、漂ってきた匂いは、あの夜、公園のトイレに充満していた匂い…義理の父親からの性的イタズラではないのなら一体…
トイレに向かう夏芽の後ろ姿を見ながら考えたが答は出なかった…
子供たちに露出しているところを次郎に目撃され…そんな展開を考えてますので、もう一度子供たち登場させてもいいでしょうか?
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