(私の身体は私のものじゃない…ような、そんな気分になる…?よくわかんない…けど、不思議な感じ…)
自分でもこの感情は良く分からないものの、鏡に映る自分の姿から目が離せなくなる。いつもの自分ではなく、額に汗をかき、絶頂の余韻で乳首を尖らせながら、首輪を巻いて…。
「似合ってるわけないでしょ…。それに、嫌よ、毎日こんなの着けるなんて…」
学校から帰ったら、と言われたはずが、毎日と答えるあたり、日々の調教が既に夏芽の日常になりつつあった。
「こちらお買い上げありがとうございます、付属でネームプレートがついてきますので後ほどお渡ししますね。」
首元の金具からドッグタグのようなネームプレートを下げることができるようになっており、刻印されて渡されるとのこと。
もうどうにでもしてくれ、と夏芽は俯いたまま。
(また私が欲しがってるみたいに…。でも、こんな姿で否定したって説得力ないか…)
セクシーランジェリーというものは知らないが、単語の響きからどういうものを買わせられるのかは容易に想像がつく。
首輪をつけた格好のまま着いて歩くと…
(うわ…なにこれ…、着るって言わないでしょ…これ…。布ってか紐…?わざわざお尻の部分だけ穴開いてるし…)
陳列された下着を目の前で説明されるも卑猥すぎてとても見てられない。
かあっと一段顔を赤らめて目を逸らして、コクコクととりあえず頷く。
そして、適当に数点の下着を素早く指差して、購入することに決めたが…。
「へえっ?すす、スリーサイズ…?えっと、あの、なんか、サイズ適当でいいです…」
身体測定の結果など母にすら言っておらず、急な話に面食らってしまった。
適当でいい、なんて言うものの、店主に「それだと困る」などと言われれば答えないわけにもいかず…
「ぅ、え…あの、えっと…、上から86、57と、82だったです、春測った時は…。え?カップ数は普段付けてるのはDですけど…」
かあっと頬を紅潮させて身を縮めながら口にする。普段付けてるブラのサイズまで聞かれ、思わず答えるが
(そもそも胸覆うような下着なんかないんだから、サイズって必要なの…?)
なんて思いつつも、羞恥に耐えながら辿々しくサイズを口にしたが、
「春だと少し期間空いてますね…。ちょっと測り直してみましょうか、サイズ合わなかったら大変ですからね」
という店主の言葉を聞いてみるみるうちに青ざめる。
【お疲れ様です、春からさらに成長したということで、実際は88-58-85のEカップでお願いします。あと、首輪にネームプレート追加しちゃいました…、好みだったので…】
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