「はぁっ、ぁっ、んっ、…イく…っ、もうダメ…っ、イっちゃう…っ!」
好きな人の目の前とは知らず、歯を食いしばり、足の指に力が入ってグッと折れ曲がって、深く絶頂を果たす。
約束通り二回気をやり、荒く息を吐いて、ぐでっと便座の蓋に体重を預けてもたれかかる。
「はぁっ、はぁ…っ、早く、戻らないと…。力…入らない…」
時間にして1分ほど脱力して呼吸を整えてる間に観覧者がこっそり出ていったことには気が付かず、1人になってから目隠しを外す。
「大切な場所だったのにな…。っていうか、いないんだったら服くらい置いてってよ…。また裸で外出なきゃいけないの…?」
ベトベトになった右手を水道で洗い流し、トイレ内を軽く見渡さすも、着てきたロングTシャツは見つからない。
軽くため息をつき、両手で胸や股間を隠しながら、そっとトイレを出た。
(足腰に力入らない…、早く車に戻りたいのに…。誰もいないはずだけど…、うぅ、やっぱり怖い…)
身を丸めて屈みながらフラフラと駐車場に戻り、車の窓を激しく叩いて中に入れてもらった。
なぜか得意げにニヤつく次郎に腹が立ち、ミラー越しに睨みつけるも、反抗的な態度をとる気力もなく、窓から身を隠すようにシートの上で横になった。
(今日は疲れた…、流石にもう眠いや…。早く拓海に会いたいな…。)
家に着いたら無言で自室に戻り、アナルプラグを抜けば、気絶したように全裸のままベッドで眠りについた。
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