「っ、いい加減にして…、そりゃ怖くてドキドキしたに決まってるでしょ…っ、そんなことより早く服返して…っ、…?」
公衆トイレの入り口前でしゃがみ込み、両手で身体をできる限り隠しながら涙目で見つめる。
両手で胸を隠していたが、股間が見えていることにも気がつき、右手を下ろして隠すと、粘ついた液体が付着していることに気がつく。
(え、なにこれ…?濡れてる…ってこと?なんで?)
自分の身体の反応に理解できず、目を丸くして自分の手を見つめる。
ふと振り返ると這ってきた地面の跡に点々と何かが垂れていることを見つけ
(おしっこ…、はちゃんと出し切ったし…。外で露出したから?それとも、お尻にプラグが入ってるから…?どっちにしても変態でしょ…)
現実があまり飲み込めず、どこか他人事のように感じながら呆然としゃがみ続けた。
ふと脳裏によぎったのは母だと言われた女性が縄で縛られながら獣みたいに喘いでいる姿だった。
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