(昨夜は最悪だったな…、今日から毎日お尻の開発するとかって言ってたし…、はあ…)
考えてもキリのないことをぐるぐると考え続けながら、朝食をとる。
話しかけられても上の空で、今後のことについて憂いていた。
次郎から声をかけられるとピクっと震えて小さく返事をし、ろくでもないことだとわかりつつも言いつけ通りに部屋へと向かう。
「ドラッグストア…?確かに学校近くにあるけど、…便秘なの…?」
イチジク浣腸の存在は知っているが、なぜおつかいを言い付けられているのか理解できず、怪訝な表情を浮かべる。
しかし、その用途を聞かされれば、スッと顔が青ざめ、場面を想像し身体を強ばらせる。
(学校から家まで20分くらい…、浣腸ってお腹痛くなるんだっけ…?ある分買ってこさせるってことは…、こんなの毎日やるのか…。)
普段だったら「信じられないっ」とか「最低っ」と喚くところだが、昨夜の脅しは完全に効いており、無言のままカードを受け取り、自室に寄ってローターをショーツのポケットに入れて家を出た。
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「ごめんね、拓海…、今日1人で帰るから…。いや、ちょっと用事があってさ…。」
放課後を告げるチャイムが鳴ると、幼馴染の席に寄ってお別れに手を振る。
いつもなら帰りたがらず、何かと理由をつけて鞄をなかなか持ちもしないが、さっさと帰り支度を済ませてしまっていた。
いつも一緒に帰る2人で有名のため、「喧嘩したの?」と心配する女子が拓海を囲っていたが、振り返ることもなくドラッグストアへと向かう。
(またローター震えて…っ、本当悪趣味…っ)
ショーツに仕込んだローターは1日中不定期に震え、クリトリスを刺激したが、そこまで強くない振動を短時間に繰り返すため、絶頂に至らないものの、常に発情を促されていた。
ほんのり槌が紅潮し、若干潤んだ瞳が男子たちからは『なんかエロい』と視線を集めていたが、それには気がつかず…。
(浣腸ってどこの棚…?店員さんに聞くのは恥ずいし…。…あっ、腹痛とか書いてる…っ!この辺かな…?)
「げっ、何ダースもある…、一気に買ったら変な子って思われるかな…。でも、あるだけ買ってこいって言われたし…」
ポニーテールを左右に揺らしながら店内をうろつくこと暫く、やっとイチジク浣腸を見つけたが、ダースにして四箱ほどあり、買えば自分に使われるのは明白。ただ、後から後ろめたい何かができるよりは…と思い、買い物カゴに四箱とも全て入れてしまった。
それと、食品コーナーにあったバナナも一袋入れ、一緒に会計を行う。
(イチジク浣腸買ってこいとは言われたけど、ついでに他のも買うなとは言われてないし…。ちょっとした復讐よ…)
「あ、支払いはカードでお願いします…。…えっと、ここにスライドさせればいいんですか…?」
不慣れなカード決済も終え、無事購入し、リュックの中に詰めてしまう。
そのままトイレに寄り、個室へと篭った。
(う…わ、こんなに愛液出てたの…?一回もイってないし、全然気がつかなかった…。いや、それより、お浣腸か…。何気に大人になってから初めてだなあ…)
個室内でショーツを下ろすと、青い花柄のショーツにべっとりと愛液が付着して糸を引いていた。
軽くトイレットペーパーで拭き取った後、ガニ股になって箱から取り出したばかりのイチジク浣腸をお尻にさす。
この時は浣腸といっても舐めており、どこか楽観的だったが…
「はぁっ、ぐ…っ、はあ…っ、お腹痛い…っ、漏れ…る……っ」
ドラッグストアを出て5分もすれば額に脂汗をかき、ヨタヨタと内股になりながら帰路を急ぐ夏芽がいた。
両手でお腹を押さえ、強烈な排泄欲に抗いながら重い脚を交互に動かす。
(くっ、ローター震えて、余計ヤバい…っ、途中で公園とかで…、そんなの許されるわけないし…)
そこに股のローターが振動すれば、一歩も動けなくなり、内股のままその場で立ち止まる。
腹からは頻繁に「キュルルル…」と鳴り、コンビニや公園のトイレに駆け寄るズルも頭によぎるが、処女を人質に取られていることを思い出し、何とか気合を入れ直す。
そして、なんとかもう少しで家というところで、何故か家の近くにいた幼馴染と出会ってしまう。
「夏芽っ、どうした?具合悪そうだけど…」
「ごめん、違うのっ、本当に…。」
「いや、でも…、汗だってすごいし…。今日ずっと熱っぽかったし…」
「だから、放っといてってばっ!!離してっ!!……ぁ、ご、ごめん…っ!」
尋常じゃなく汗まみれで、透けブラどころではない夏芽を見て心配そうに駆け寄ってくるも、もはやそれどころではなく、邪険に扱ってしまう。
そのまま立ち去ろうとしたが、いつもと違う様子の夏芽を不審に思った拓海に腕を掴まれ、その瞬間、大声で怒鳴って振り払ってしまう。
一刻も早く家に帰ってトイレで出してしまいたい、という願望から咄嗟に出た行動だったが、一番驚いたのは当の夏芽本人で…。
目をまん丸に見開いて拓海を見上げた後、一言だけ謝罪して、背を向けて家へと小走りで向かった。
【あれこれ色んなの詰めてたら長くなっちゃいました…、ごめんなさい…】
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