「……では、お先に頂きます。」
腰に回された手を、少し乱雑に振り払う。
ラブホテルに来慣れている感満載の貴方をじろりと睨み付けた後、風呂場へ向かう。
タオルやバスローブの場所もよく分からないので、中々お風呂に入るのも四苦八苦する。
やっとの思いでシャワーを浴びて、浴槽に浸かって一息ついて。
「…流石に、何も着ないのはまずいよね。」
とぼそり呟き、少し抵抗はあったものの上司の、しかも嫌いな人の前でノーパンノーブラは失礼と考えて。
バスローブの下にブラジャーとショーツを身に付ける。
「…金城さん、お待たせしました。冷めないうちにお風呂どうぞ。」
入浴後の哉はすっぴんで幼さの残る顔なっていて。ほんのりと頬が紅潮しており、疲労が抜けたのか表情がいつもより柔らかくなる。
ビールを煽る貴方から出来るだけ離れるように、ソファの端っこに浅く腰掛けて。
【了解しました。展開とか、NGとかあれば都度仰って下さいね。】
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