繁華街を抜けホテル街に入ると人は疎らになってきた。時折歩いている人たちもカップルばかりの様子。
「ちゃんと言えたね。偉いぞ」
ホテルで休憩すると言えた哉の頭を撫でて褒める。
頬に手を当てると、俯き加減の顔を上げさせ、まっすぐ目を見つめる。
「でも今のだと30点だな。
『私は金城さんの女です。これからホテルでセックスします。おっきなオチンポでズボズボ突いていっぱい気持ちよくしてください』
って言ってごらん」
哉が今まで生きてきた中で言ったことのないような恥ずかしいセリフを言わせようとする。
聞いているだけでもビックリして赤くなっている哉。その顔を見ているだけでも楽しい。
目的のホテルはもう次の角を曲がったところにある。
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