「意外ですね、金城さんはもっと妖艶で魅力的な女性しか好まないと思ってましたよ?」
つっけんどんな物言いをしながらも、縮まる距離に心臓が跳ね上がりそうになり。
抵抗する様に掴んでいた手の力も先程よりは少し緩んでしまって。
「(このままじゃ離してくれそうにないし……今日のミスは確かに私の所為だし…一回だけなら…)」
迷った末に、覚悟を決めた様に此方からも貴方を見据えて。
「今日限りですからね。金城さんが期待している様な結果には到底なり得ないと思いますが。」
掴んでいた腕を離す代わりに、縋る様に貴方の服をきゅっと掴み。
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