咲夢さん、こんばんは。
【回想、第二の事件編、後日譚】
警察から帰った直後、咲夢は浴室の直行する。
いつもより長い時間、シャワーを使っている咲夢。
将がリビングのソファで寛いでいると、やっと上がってきた咲夢。
いつもは、ソファに座るがこの時は、ダイニングの椅子に座る。
『どうしたの咲夢?こっち来なよ。』
そう言うが、何事か考えて立ち上がらない。
この時咲夢が、修志に触られたことにより、自分を汚らわしいと思っていることなぞ、将は思いもよらない。
シャワー使ってきますと、立ち上がる咲夢。
『シャワーって、さっき使ったばかり……』そう言った時にはもう浴室に。
後を追って浴室に行くと、咲夢にしては珍しく、洗面所に服を脱ぎ散らかしている。
『咲夢、咲夢。。大丈夫?咲夢。。』
呼びかけるが返事はなく、代わりにシャワーの音に交じってすすり泣きが聞こえる。
『ごめん、開けるよ咲夢。。』
汚れが取れない…汚れが……そう呟きながら、ナイロンタオルでゴシゴシ体を洗っている咲夢。その肌は赤くなっている。
シャワーで濡れるのも構わず、咲夢に近寄り、ナイロンタオルを取り上げる将。
『止めろ咲夢。止めるんだ。。咲夢は汚くなんてない…汚くなんて……』
全裸で体中びしょびしょの咲夢をかたく抱きしめる将。
『忘れることなんてできないかも知れない。。でも忘れるようにしてくれ。俺はいつまでも一緒だ、いつまでも。。』
泣いている咲夢の顎を持ち上げ、顔を上向かせて唇を近づけていく。
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