続きです。
【回想です。】
林さん到着、30分も前に家庭菜園で収穫したパプリカを持って訪ねて来たりんちゃん事、橘鈴子さん。
<お邪魔します、山神さん、咲夢と仲良くしてますよね?悪さしてませんか?>
咲夢の事を心配して早速、将に詰め寄る。
「りんちゃん!咲夢は将さんに大切にして頂いてますよ。」
<それは解ってるつもりよ、でもあんな事遭ったから心配なのよ。>
「将さん、林さん、迎えに行ってください。
咲夢、りんちゃんとお野菜切っておきます。」
【あんな事の序章、回想の回想です。】
あの日、初夏に差し掛かり季節の変わり目なのか鼻風邪を引いてしまった咲夢。
将は大事を取って休むように言ってくれたが熱はないからとアルバイトに行ってしまった。
あの日は店長、宮園修志もマイマイも午後から出勤と聞いていたが咲夢が出勤するとすることがあると宮園修志が出勤していた。
紳士然と過ごしていた宮園修志に副店長の前田も男性社員の小野も油断していた。
前田は休日で小野が店舗を仕切っている、お昼少し過ぎに小野が咲夢に昼食を取るようにと。
おにぎりは自分でおかずは将に作ってもらい事務所で食べることに。
<咲夢さん、お疲れ様、今から昼食かな?
俺もコンビニで買ってくるから一緒食べよう。>
「(事務所なら大丈夫ですよ…ね。
アルバイト初める前、将さんに店長に気をつけるよう、気を抜かないように言われました。
そう言えばみやびさんも仰ってましたね……。)
はい、ではお待ちしていますね。」
そう言うとお茶を用意し始める。
暫くするとコンビニで購入したお弁当と栄養ドリンクを事務所の応接テーブルに置く修志。
<咲夢さん、風邪引いてるみたいだから栄養ドリンク、どうぞ。>
「ありがとうございます、お気持ちだけお受けします。
咲夢、栄養ドリンク飲んだことないのですみませんが……。」
<(チッ、咲夢ちゃん、なぜか俺からの物口にしてくれないんだよな。
栄養ドリンクにドラッグ入れたんだけどな。そうだ!)
そうなんだー、あっ、お茶入れてくれたんだね、じゃあ……。
俺は婆ちゃんに風邪の時、作ってもらったホットは蜂蜜レモンを作ってあげるよ。
レモンと蜂蜜はあるからさ。遠慮しないで……。>
「すみません、でも申し訳ないので……。」
<いいから、いいから……。(これを入れて……、イッヒヒ……。)>
「では、頂きます。」
一口飲み、甘味を強く感じ。
「お弁当食べてから頂きますね。」
その後、宮園修志が咲夢の学園のことやみやびとの関係性、友人などのことを聞いてきたが曖昧に答えていた。
<食べ終わったね、じゃあ、婆ちゃん直伝の蜂蜜レモン飲んでよ、ねっ、ねっ。>
「はい、頂きます。」
いつもの咲夢ならドラッグに気づいただろうが鼻風邪で嗅覚と味覚が少々鈍っていた。
半分くらい飲んだ頃だろうかフラッ~と意識が飛びそうになる。
<咲夢さん、大丈夫?何だか顔色良くないよ?>
「目まい……が……?(何だかおかしいです。)」
そのままソファに横たわり意識を手放してしまう。
<咲夢さん、咲夢……さん?(ニヤリ。
待ちに待ってました!あの美少女が義姉の生徒と解ってから手に入れたかったんだよねー。
まぁ、今日は時間ないから写真だけな!)>
エプロンを外すとブラウスの上からブラのホックを外し、釦を外し胸の谷間を露わにし
パンツのホックを外しウエストを露わにしスマホで画像と動画を納めるとスマホを急いで仕舞う。
スマホを仕舞ったと同時に事務所の扉が開きマイマイが入ってくると咲夢の様子を見ておかしいと騒ぎ
オーナーと副社長へ、連絡し将にも連絡が入る。
<体調が悪くなって衣服緩めるのわかるよ?
だけど普通、女性を呼ばない?アンタ全然、変わってないじゃん!>
<そんな悠長なことしてられないだろう!もしかしたら嘔吐して息詰らせたらどうするんだよ。>
<鼻風邪でしょ?こんなに意識なくなるなんておかしい!山神さん、病院連れて行ってよ!>
オーナー、副社長のみやびと出勤してきた店長前田が躊躇しているとマイマイが咲夢の飲んでいた蜂蜜レモンを飲む……。
暫くするとマイマイもフラフラっと意識をなくし倒れ込む。
<山神さん、咲夢ちゃんとマイマイを病院へ!貴方(弘一)何躊躇してるの!>
【この後も少しづきます、そして林さんにも活躍してもらいます。
付け足したいことがありましたらお願いします。】
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