咲夢さん、こんにちは。
将働けてた頃、ある製品メーカーの技術部門にいまして、大概CADの前に座って、図面書いてました。
だもんで、たまに試作品作るとか、その性能検査するときって、息抜き(?)になるんで楽しみでした。そこで設計不備見つかると、楽しみ気分もオジャンだったんですけど(笑)
登場人物及び設定のレス、ありがとうございます。
ユリ・ゲラー、超能力者という触れ込みで、一時期テレビに引っ張りだこだったな。。スプーン曲げとかやってましたね。
(他のこともやってたのかも知れないけど、覚えてないです(笑))
本編です。
いつの間にか、ソファのひじ掛けを枕にして、上半身だけ横になる体勢で寝ている将。
窮屈さで、目を覚ますが一瞬ここがどこだか分らない。数秒後・
『そうか、咲夢さんの誕生日祝いで末廣亭行って、彩葉さんと飲んでたんだ。。帰ってきて、ソファで寝ちまったんだな。』
壁の時計は、午前5時少し前を表示しているが、外を見ても4月の空はまだまだ暗い。
その時初めて、腿に重さを感じ視線を送ると、ソファの座面に背を凭れ、将の腿に頭を乗せた、咲夢さんがそこにいるのを確認する。
『なんで、咲夢までここで……まさか、心配で一緒に…』
『ありがとう、咲夢。。』
そう呟くと、角度的に唇は難しいため、頬に自分の唇を押し当てる。
そして、咲夢さんを起こさないように苦労しながら、身体を動かし、咲夢さんが掛けてくれたであろう、掛け布団を枕代わりにして、咲夢さんを寝かせる。
『さて、シャワー浴びてサッパリとするか…髭も当たらにゃならんし。』
脱衣所に行くと、給湯器の電源が入ったままで、保温状態にになっている。
『そうか……朝シャワー浴びるって言ったから…何から何まで、ありがとう咲夢。』
服を脱ぎ、髭剃りと髭剃りクリームを持って、浴室に入る将。
『そうだ。鏡カメラの電源も入れっぱなし。ってことはこれも、撮影されてるってわけか(笑)』
『ナカイチとか言うやつ、男の裸に興味……あるわけないよな(笑)』
そんなことを一人呟きながら、髭を当たり、頭・体を洗い、浴槽に浸かる。
『いくら保温状態っていっても、少しぬるいか……追い炊き追い炊きと。』
浴槽の横に設置されている、操作パネルの追い炊きボタンを押すと、程なくして温かくなってくる。
体が温まると、濡れた身体のまま脱衣所に出て、バスタオルで身体を拭く。
部屋着を身に着けながら
『朝飯、なんにしようか……ご飯とみそ汁と…鰤の切り身あったな、あれ塩振って焼けばいいか。。』
リビングに戻ると、咲夢さんはまだ寝ており、時計は約一時間進んでいる。
キッチンに入り、米を研ぎ炊飯器にセットして、スイッチを入れたあと、鍋に水を入れコンロにかけると、冷蔵庫を探る。
冷蔵庫から、鰤の切り身と豆腐・油揚げを、野菜室から長ネギを取り出したところで、後ろから声がかかる。
「おはようございます。」
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