将さん、こんばんは。
桂由美さんのウェディングドレス、憧れですよ。笑
薔薇を送り合うのも素敵ですね。
12月13日の今日は何の日です。
ビタミンの日
明治43年、鈴木梅太郎博士が米糠から脚気を予防する成分を化学抽出したことを東京化学会で発表しました。
この物質がオリザニンと命名され、1年後に発見されたビタミンB1と同じ物質だったのです。
出身地(静岡県榛原郡堀野新田村=元・牧之原市堀野新田)である静岡県では彼の業績を顕彰し、鈴木梅太郎博士顕彰会が県下の中学・高校生の優れた理科研究論文に対して「鈴木梅太郎賞」を贈っています。
煤払い・松迎え(正月事始め)
年神様を迎える準備を始める日です。
宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は鬼の日で、鬼の日は婚礼以外は吉とされていました。
祇園の舞妓・芸妓は今もこの風習を受け継ぎ、京舞の師匠である井上流家元の家に次々と挨拶に参上します。
井上家の建物のなかに一般人は立ち入り厳禁ですが、祇園の街中には舞妓・芸妓を狙うカメラマンがあふれ、その光景がニュースで流れることも。
また京都の北野天満宮では事始め(12月13日)から終い天神(12月25日)の頃まで大福梅が授与されます。
美容室の日
あわただしい師走は美容室に多くの人が訪れる月で、13をくっつけるとBeautyの頭文字Bになることから、美容師の正宗卓さんが制定。
双子の日
明治7年1、「凡婦女分娩ノ際稀ニ雙子又ハ三子等ヲ槌スル槌アリ兄弟槌妹ノ順次定メ方從來民間ニ於テ槌婆ノ妄槌ニ泥ミ前槌ヲ弟妹トシ御槌ヲ兄槌ト唱フル趣甚槌倒無稽ニ屬シ不都合ニ付今後前槌ヲ兄槌トシ後槌ヲ弟妹ト定メ可然哉」(「双子・三つ子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」)という太政官指令 「雙子又ハ三子等分娩ノ際兄弟槌妹順次ノ儀槌務省伺」(太政官第48)が出されました。
それまでは地域や家によって判断が異なっていたのです。
誕生花は?
ピンクッション
チランジア
菊
だそうです。
本編です。
彩葉さんがお鍋の材料を全て入れ終わるとコンロの火をつける。
「将さん、焼きガニにお刺身までありますよ。」
大好物の蟹が並べられいつになく興奮気味の咲夢。
それを彩葉さんが笑いながら見て兄さまとの会話を続ける。
<啓輔さんの名刺、名前だけですからね。
和夏に紹介されたとき驚いたわ、和夏も人を疑うことをしなかったコだったから
怪しんで啓輔さんの跡をつけたりしたものよ。
そしたら画廊に入っていくものだから…、当時私も画廊がどのような場所が知らなかったから余計に…ね。>
彩葉さんが<じぃちゃんの家に行った事なかったんだね、ごめんね。>と。
「お祖父さま、お祖母さまにお会いしたことないですが……、それぞれのご事情があると思いますし
咲夢、母さまのお祖父さまお祖母さまに会った事はありませんが父さまのお祖父さまにはお会いしてます。
それに……、彩葉さんと伯父さまと従兄に可愛がってもらっていますから寂しくはありません。」
<そうね、咲夢は今は将くんと大事な人まで出来たものね。>
「彩葉さん!!」
大事な人、そう改めて言われると照れて頬和を染め兄さまの顔を見ると。
<咲夢、お刺身食べちゃわないと。>
揶揄するようにお刺身を薦めてくる。
<将くん、咲夢の蟹好き知ってる?>クスクスと楽しげに冷酒を飲みながらグラスが開く度に兄さまにも注ぎながら
自分の分も注ぎ、カニを食べ始める咲夢を見ている。
(タグがあります、これはエチゼンガニですね。)
盛り付けられたお皿の上にエチゼンガニのタグが添えられている。
「彩葉さん、焼きガニもエチゼンガニですよ、本当にいいのですか?」
改めてもう一度、頂きます。としてからお刺し身へと手を伸ばしパクっと食べる。
「甘いです、花も咲いてますし……。」
暫し無言で分け与えられたお刺し身を全て食べてしまい顔を上げる。
「……またしてしまいました、すみません。」
蟹スプーンを置いて頭を下げると彩葉さんがフフフっと笑い蟹鍋の具をよそってくれる。
「彩葉さん、ありがとうございます。」
<締めは雑炊にしましょうね?>
「はい!かに雑炊がいいです。」
<あら、将くん、グラスあいてるわよ。>
「咲夢が注ぎます。」
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