将さん、再びこんばんは。
本編です。
「咲夢は父さまから聞いたことをお教えしただけですよ。」
そう言うと<全く啓輔さんは…。>と言いながら立ち上がり内線で熱燗とお料理を頼む。
暫くすると仲居さんが熱燗とお料理を運んでくる。
<失礼します。>
テーブルの上に熱燗とベリースカッシュと
かまぼこのひと口おつまみ3種【海苔クリームチーズ味、大葉明太子味、ねぎ梅みそ味】、
アンチョビとじゃがいものレモンピンチョス、
コンビーフとクリームチーズのディップを置く。
<ご主人から彩葉さんへ伝言ですが……、明日に残るような飲み方はしないようにとの事です。
咲夢さんへはチーズが好きだからチーズ多めのメニューとなっていますとの事です。
それから誕生日おめでとう。だそうです。>
<何だかおつまみばかりね、咲夢大丈夫?>
「咲夢はチーズが好きなので大丈夫ですよ?」
<残るような飲み方しないわよ。>
<それもそうですね、女将さんが乱れたり二日酔いになった姿、見たことありませんから。>
仲居さんに彩葉さんが耳打ちをすると<承りました。>と言い下がっていく。
<さあ、将くん、まだまだ飲むわよ。>
「ベリースカッシュ、美味しいです!」
<お注ぎするわ、お猪口を持ってね。>
「あの伯父さまが和食以外のモノを作ってくださったんですね。」
<私から咲夢のためにとお願いしたのよ。>
彩葉さんが兄さまへ熱燗を注ぎ自分でも注ぎどんどん飲んでいく。
<将くん、お酒足りてる?熱燗だとすぐなくなっちゃうわね。
冷酒持ってきてもらおうかしら?銘柄何か好みの物ある?>
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