咲夢さん、こんばんは。
たまの三連休、骨休めになるといいのですが・・・
早速、本篇に^^
首を垂れていると、頭の上から<~将君、私の目5分間見てくれるかしら>という、彩葉さんの声が聞こえる。
頭のあげた将は、彩葉さんの目を真っすぐに覗き込み始める。
その目は、(本当に咲夢の事任せて大丈夫?信じていいんでしょうね?もし泣かせでもしたら、承知しないわよ。)と訴えているようである。
将にとっては、永遠と思えるような5分間。何度目を逸らそうと思ったことであろう、しかしここで目を逸らせては負け、という思いで必死に、彩葉さんの目を真っ直ぐ覗き込み続ける。
やがて、<分ったわよ、負け、私の負け・・・口惜しいけど、認める…認めればいいんでしょ……>との言葉が、彩葉さんの口から発せられる。
その言葉を発した彩葉さんの顔は、柔和に微笑を浮かべている。
『ありがとうございます。。』
三度首を垂れる将。
その頭の上に<咲夢の事泣かせでもしたら、本当に承知しないんだからね。咲夢、泣かされたら言いなさい。とっちめてやるから(笑)>という、明るい声が。
<さぁ、そうと決まれば飲みましょう(笑)今日は、咲夢の誕生日と、大学入学、そして恋人ができた、三重のお祝いよ。潰してあげるから覚悟しなさいね、将君。咲夢、将君の事今日は借りるからね(笑)>
『お手柔らかにお願いします(笑)』
将がそう言うそばから、ビールの栓を抜く彩葉さん。
<最初はビールでいいわよね。その後はお燗でいいかしら?前に啓輔さん達と来たときは、飲んでたみたいだけど。>
『はい、大丈夫です。』
その様子を、笑みを浮かべた咲夢さんが幸せそうに見ている。
<残念だけど、咲夢はまだね。。店で飲ませたら捕まっちゃうし(笑)咲夢、遠慮しないで、好きな物頼んでね>
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