咲夢さん、こんばんは。
ご近所さん、もしかして今朝も早朝から、煩かったですか・・・
今後のこともあるから、なかなか文句も言えないだろうし、辛いですよね。。
ご近所の騒音トラブルって、割合多いみたいですよね。。
トラブルの末・・・とかもあるみたいだし、どこか穏便に解決してくれるところがあればいいのでしょうが、難しそうだし。
本編です。
アクセサリー店のショーケースを食い入るように見つめ、リングを探している咲夢さん。
その様子を、笑みを浮かべて後ろから眺めながら
(女性ってアクセサリー好きだよな……この前の母さんもすごくうれしそうだったし)
などと思っている将。
店員と何事か話していた咲夢さんが、このリングがいいですと言ってくる。
『どれどれ・・・』
ショーケースの上に並べられた、ペアリングを見て
『うん、いいんじゃない。これにしよう。』
と咲夢さんに言うと、店員から指のサイズ測らせてくださいと言われ、されるがまま指のサイズを測られる。
(ちょうど在庫もございますので、このままお持ち帰りいただけますし、嵌めていくことも大丈夫ですが、いかがしましょうか)
と店員。
咲夢さんと顔を見合わせていたが、
『じゃあ、リングはしていきます。』
と、細いゴールドのリングを手にして、咲夢さんの指に嵌め、シルバーの方を自分で嵌めようと手に持つと・・・
(結婚式の予行練習みたいになっちゃったけど、まあいいか(笑))
などと、内心思っている。
その様子を眩しそうに見ていた店員に
『会計お願いします。箱と保証書だけ、袋に入れて下さい。』
と伝え、値札に表示されていたお金を渡す。
店員から、箱と保証書の入った手提げ袋と、おT理を受け取った将は
『じゃあ、行こうか。』
と、少し赤くなりながら、リングの嵌った自分の指を、見つめていた咲夢さんに伝える。
店を出る二人の背中に
(ありがとうございました。)
と、店員の声が追いかけてくる。
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