咲夢さん、こんばんは。
みりん(今でいう本みりん)は、昔はお酒代わりに飲まれていたようですね。
「安いみりん風調味料使うくらいなら、砂糖使った方がいいよ。」まで書いてあるサイトもあったから、本みりんとみりん風調味料って、似て非なる物なんでしょうね。。
2019年だったか、ラグビーのワールドカップが日本であって、にわかファンになってよく見てました(照)
あと全くラグビーとは関係ないですけど、東京オリンピックでスポーツクライミングって競技があって、ボルダリングに嵌ってこれも見てました。
本編です。
洋食店の中に入り、親しそうに話している咲夢さんとオーナー夫妻。
咲夢さんから紹介され、オーナー夫妻がよろしくと。
『山神将と言います。よろしくお願いします。』
と答えると、咲夢さんが貰った鯵の調理を頼む。
「大丈夫だよ。」
鯵を見た夫妻は
「活き良さそうね。あなたお刺身なんかいいんじゃない?」
「そうだな。。量も割合あるし、刺身と後は適当に見繕って作るよ。お前、オーダー聞いといてくれ。」
と言って、シェフも兼ねているのであろう、ご主人が厨房に消えていく。
残った夫人は、まだ咲夢さんと親しげに話していたが、
「いけない…オーダー伝えないと叱られちゃうわ(笑)咲夢ちゃんは、いつものようにグラタンかしら?山神さんは何になさる?」
メニューを見ていた将だったが
『私は……そうだな、おすすめの海老フライトとサラダ、オニオンスープ、ライスをお願いします。』
「サラダとスープは付いてますので、海老フライとライスで、スープはオニオンスープですね。咲夢ちゃんスープは何にする?」
オーダーを聞いて、夫人が厨房に消えていく。
『優しそうなご夫婦だね、店の感じもいいし。。』
と話していると、夫人が刺身と小鉢を持ってテーブルに。
「鯵のお刺身と、なめろうですって。あとあの人、アジフライ作ってるみたいだけど、山神さん大丈夫かしら?フライとフライになっちゃうけど。」
『私は大丈夫です、揚げ物好きですから。お刺身美味しそうです。ねっ。。』
咲夢さんに笑いかけると、いただきますと手を合わせてから、お箸を手にする。
「お料理出来次第運びますので。。ごゆっくりどうぞ。」
と、下がっていく夫人。
ルトロヴァイユ 厨房編(笑)
刺身となめろうをテーブルに運び戻ってきた夫人、ご主人に。
「良かったわねぇ。。咲夢ちゃん。幸せそうな顔してたわ。」
料理を作りながら主人が
「ああ、そうだな。一時期暗い顔してた時は、どうしたものかと思ったものだが。。」
「時が解決してくれたんですかね?それとも…」
「いいじゃねえか、細かいことは。今が幸せそうなんだし(笑)」
「そうですねぇ。」
厨房でこのような会話が交わされていようなぞ、咲夢さんと将の二人には想像もしていない。
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