疲れもありますからいつ眠ってしまうか判りませんがお付き合いくだされば嬉しいです。
徐々に徐々に優しく解されたら咲夢は溶けて(蕩けて)しまうかも知れませんよ?笑
本編です。
「プールの授業はありました。
泳げる様になるまで…、中には泣いてしまう同級生も居ましたよ。
咲夢は割と早く泳げる様になりました。
でもその後が大変で……。」
着衣水泳(制服のまま)があって肌に張り付いて泳ぎにくくてと苦笑しながら話をする。
カーブの続く登りの道路、兄さまに言われ深く腰掛け、遠くを見る。
咲夢が車酔いしない対策まで提案してくれる。
「本当に……、綺麗な星空ですね。」
顔を見なくとも声で判る、笑みを浮かべる咲夢が隣りにいる。
駐車場に着くと兄さまが流石、デートのメッカだと言いながらウィンドブレーカーを羽織らせてくれる。
「将さん、ありがとうございます。」
二回目、これで二回目の手繋ぎ。
安心する手、その手に導かれるかの様に階段を昇っていく。
展望台に到着すると一定の間隔を保っているカップルたち。
会話を楽しんでいるカップル。
バックハグのカップル。
抱き合っているカップル。
(……あっ、あの方たち。)
男性は屈み、女性は背伸びをし……。
見てはいけないとばかりに。
「し、将さん、月が綺麗ですね……。」
そこは宮園修志さんですし念には念を入れ?笑
オオゴトとお感じになるなら林さんからの情報でも構いませんよ?
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