咲夢さん、こんにちは。
キングギドラ調べたんですね^^(笑)
11月は神あり月、島根以外では神無月ですね。
本編です。
魚屋で、品物を受け取っていると、店の奥から若者が脱兎のごとく、咲夢さんをめがけて駆け寄ってくる。
あっけにとられた将は庇うのが遅れて、若者を近くまで来させてしまう。
「なぁ、あんた俺と結婚してくれ。俺と結婚すれば行く行くは、このおんぼろの店、あんたの……」
若者がみなまで言わないうちに、ガチャーーンと鈍い金属音が鳴り響く。
「何すんだよ、痛ぇじゃねぇか。このくそ親父。。」
「このあんぽんたん。。馬鹿言ってねえで、とっとと仕事戻れ、馬鹿が……。奥さん、旦那さんすいませんね、うちのバカ息子が。。」
「遊んでないで、早く身を固めろっていつも言ってるの、親父だろ。。昨日も孫見せろって言ってたろうが。」
「馬鹿野郎、人様の奥方に手出すんじゃねえ。四の五の言ってると、また殴るぞ。」
「奥さん、旦那さん、これに懲りずまた来てくんなせえ。。その時までに、あいつしばいときますんで(笑)」
「彼女、その親父が嫌になったら、いつでも俺んとこおいで、待ってるよ。。」
「馬鹿野郎、、早く仕事戻れってんだ。。」
苦笑し合いながら、店主に礼を言いその場を離れる二人。
その後、八百屋で追加の買い物、肉屋で品物を引き取り、ハムカツを買い、帰路に。
途中蕎麦屋の前を通るくらいで、それまでいろいろと話していた咲夢さんの表情が曇る。
『どうしたの咲夢?なんかあった??』
蕎麦屋から離れると、咲夢さんの表情も普通に戻り、尚も歩き続ける。
『そうだね、バルコニーで食べようか。ハムカツサンドに卵サンド、フレッシュ(野菜)サンド。。咲夢そんなに食べられる(笑)』
そんな時カフェから出てきた、女性二人組と。
「咲夢っち。。」
親しそうに二人と話している咲夢さん。
手持無沙汰に周りを眺めていた将。。
「マイマイ、本当に山神さんって咲夢さんの保護者なの?見てみなよ二人の手・・・・・・恋人繋ぎのままだよ。」
一人の女性がマイマイの耳元に囁く。
その声を聞いて、咲夢さんは手を見て次に将の顔を見るが、将は手を解こうとはしない。
その後も数分話していた三人だったが、ではまたという言葉を契機に別れる。
マンションに到着すると、うがい手洗いをしてキッチンに入る将。
鍋でゆで卵を作り、野菜を洗ってサンドイッチを作り、皿に盛りつける。
※元投稿はこちら >>