咲夢さん、こんばんは。
疲れ取れましたか。それは良かった^^
今日は何の日、第四十五弾です。
7月22日は
下駄の日
著作権制度の日
ナッツの日
円周率近似値の日
だそうです。
本編です。
しばらく、飛行機を眺めていると咲夢さんが、ママさまたちから私たちの事見えるでしょうかと。
『どうだろう??姿見えなくても、ここにいるの分かってくれてると思うよ。』
そういうと、カウンターテーブルの下で咲夢さんの手を、恋人握りで握る将。
またしばらく無言で、飛行機を眺めている二人。
将が握った手に力を入れ握ると、咲夢さんも力を入れ握り返してくれる。
【A〇A123便、〇〇行出発の時間となります。良い旅となりますことを、職員一同祈っております。 】
そうアナウンスが流れたと思うと、数刻後一機の飛行機が車に引っ張られて、方向転換を始める。
『咲夢、ほら出発・・・』
と言おうとした時に、テーブルの下の咲夢さんの手が、今まで以上に力を入れ握ってくる。
それに吃驚した将は、横に顔を向けると、咲夢さんの頬に一筋の涙が流れている。
義父と母を乗せた飛行機は、タクシーウェイを通り、離陸位置に位置したと思うと、速度を上げ走り出し、やがて浮き上がる。
義父&母編(笑)
機内に機長のアナウンスが、間もなく出発と告げると同時に、シートベルト着用のサインが出る。
シートベルトをした母は
「啓輔さん・・・」
と言って、義父の手を取る。
「大丈夫だよ。。」
そう言うと、母の手を握り返す義父。
席の前方では、CAが緊急時の救命胴衣や酸素マスクの着用方法を説明しており、前の席の背もたれに設置されているディスプレイや前方のディスプレイでも同じ説明が流れている。
CAが席に着いたと思うと、暫くしてエンジン音が大きくなり加速し始める機体。
機体のスピードが上がり始めた瞬間、握っていた手に力を込める母。
「涼香、大丈夫だから。。」
そう言うと、握られた手を握り返す義父。
暫くして、フワッとした感覚と共に、エンジン音以外の騒音が無くなり、また暫くしてシートベルトサインが消える。
機内にホッとした雰囲気が流れ、機長が安定飛行に入ったことと、到着地の天気をアナウンスする。
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