将さん、こんにちは、お疲れさまです。
お仕事してきました、疲れました……。
今は一人お楽しみタイムです。
将さん抱きまくら、悪戯しなくなりましたね。
相当、厳しく注意したのでしょうか?
注意と言えば今日、職場で聞いた話ですが……。
んー、多分気付かれていると思いますが咲夢の職場、医療関係なんですけど
患者さんの職場での話ですが新人社員さん、すぐ辞めてしまうそうです。
理由は注意されるから……、叱られなれてないそうです。
本編です。
テーブルの下の手に兄さまの手が優しく触れてくれる。
安心するリズムでトントンと手の甲を叩いてくれると体の力が抜ける。
兄さまが『こんなものがなくても全力で守るつもり……。』と言うと
父さまの顔がフッと緩み、今までに見たことないくらいの優しい顔になる。
(『こんなものがなくてもか、初めとは大分違うな。
責任感じゃないな、咲夢に気持ちを向けているのか?
咲夢はこの話をどう思ったのか心配だが将くんに任せておけば大丈夫そうだな。』)
許嫁?本当にいいのですか?と問いかける様に兄さまの顔を見る。
表情からは嫌がっている様には見えない。
『将、光栄と思うなら咲夢を護りきりなさいね。
守ると護るは微妙に違うのよ。』
「父さま、ママさま、……兄さま
咲夢は見守られてる事は解っているつもりです。
これから期待に添える様、ゆっくりとですが成長していくので
手を離さないでください。」
配膳の用意がされすき焼き御膳が運ばれてくると。
「さく……、私の向かいのふたりがすき焼き盛り合わせ御膳です。」
続けて兄さまと咲夢の御膳が運ばれてくる。
『咲夢も食べるか?』
『将も食べる?』
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