将さん、こんにちは、お疲れさまです。
今日の昼食は中華でした。笑
本編です。
ベッドに入ると兄さまからのメールの着信音が聞こえる。
ママさまに気づかれないようにと注意事項、そしておやすみ、咲夢の後にハートマークがある。
ハートマーク、ハートマーク…一般的には心を表すもの。
一人部屋で頬を染めながらメールの返信する。
【将さん、ママさまには咲夢の用事を済ませたと答えました。
(書籍を買ってもらったので嘘ではありませんよ。)
そう言えば将さんたちも昼食、お蕎麦だったんですね。
咲夢たちもお蕎麦にしました。
明日、アルバイトに行ってきます。
おやすみなさい、将さん(ハートマーク)】
宮園修志編です。
チッ、何で今更研修なんだよ。
しかも品出しとかキツい作業ばかりだ。
ん?何だって?そろそろ身を固めろ?
うっせーよ、俺はまだまだ遊びたいんだよ。
好みのタイプがいたら普通に口説け?面倒くせーー。
咲夢アルバイト研修編。
翌朝も三人揃って早朝散歩をし朝食を済ませ研修へと向かう。
「おはようございます、今日もよろしくお願いします。」
『今日は読み聞かせもだけどレジ回りの仕事も覚えてもらいたいんだ。
マイマイ、教えてあげてよ。』
『はいはーい、咲夢っち、こっちだよー。』
「マイマイさん、お願いします。」
(マイマイさんのメイク、お目々ぱっちりですね。)
レジ打ちの研修もマイマイの教え方がいいのか問題なく終わる。
そして読み聞かせの時間になると昨日来ていた、小母様のお子さんが前を陣取っている。
「みなさん、こんにちは、読み聞かせの時間になりました、これからはじめますよ。」
お辞儀をすると城井茉生さんが鐘を鳴らす。
子どもたちの元気な返事を合図に読み聞かせが始まる。
少し離れた場所でママさんたちが会話、女児たちは咲夢の振る舞いのマネをすると。
男児たちはキレーなお姉さんに会いたいからご本読んでと読書欲が出てきたと。
「今日のお話はここまでです。
明日もお話聞いてくれますか?」
ペコっとお辞儀をすると子どもたちの元気な返事。
『聞きたいです。』
『さくらお姉さん、お願いします。』
『店長より聞きやすいよー。』
などなど声が聞こえる。
『咲夢っち、ヤバいよ、マジそんけーする。』
『さくらさん、ありがとう、子どもたちの輝く目久しぶりに見た気がするよ。』
順調に研修もすすみ、明日は兄さまのマンションへ引っ越しの日、土曜日となる。
宮園修志はまだ本店へ研修に行ってますよ。笑
将さんと小母さまを会わせたくて。
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