本編です。
(奥さん?……コンシェルジュさんたちの間では咲夢は将さんの奥さんと思われているのでしょうか?少し擽ったいですが嬉しいです。
でも……、今の父さまに聞こえたでしょうか?)
少し離れた場所に居た父さまには聞こえていない様で安心する。
(また父さまが期限を損ねたら困りますからね、(聞こえなくて)良かったです。)
斉藤さんから受話器を受け取ると兄さまに。
「そのお話しは上がってから詳しくお話します、父さまとママさまも一緒です。」
受話器を斉藤さんに返すとインターホンを押し、父さま、ママさまとエレベーターに乗り込むと暗証番号を押す。
5階に到着し、ドアの前でインターホンを押す。
「兄さま、咲夢です、開けても大丈夫ですか?」
『まだ鍵出来ていないの?』
「特殊な作りなので2週間ほど掛かると兄さまが言っていました。」
『涼香、仕方ないさ、突然の事だったんだから。』
そう話していると扉が開くとそこにはいつもと違う兄さまが居る。
『将、その格好は何なの?』
出鼻から説教気味のママさま。でした。笑
宮園修志編です。
『あっ、このホテルがいいなぁ。』
『ここかあー。(高そうだな、まあ、アナルもあり中出しありだからいいか。)あぁ、入ろう。』
ホテルに入ると慣れた手付きで部屋を選ぶ△さん。
『この部屋がいい!』
『いいよ、いいよ。』
部屋に入ると宮園修志は△さんにキスをしようとするが拒まれる。
宮園弘一と宮園みやび編。
弘一(明日、○○支店に行って修志を暫く本店で研修すると話すか……。
その間に改心してもらえればいいんだからな、しかし野乃崎さん……、修志好みだったな……。
そうか、そうだ!修志に普通に口説けと諭せばいいのか!)
何を思ったか弘一は修志と咲夢を付き合わそうと閃いたとばかりに納得する。
みやび(嫌な予感がするわ、やはり咲夢さんに山神さんの連絡先を聞こう。)
兄さまのマンションに到着しお土産を渡し、咲夢が紅茶を注ぎ終わった頃、着信がある。
スマホを見るとみやびさんから。
三人に電話に出ますと言った後。
『今、大丈夫かしら咲夢さん。』
「咲夢です、みやびさん、おはようございます。
あまり時間が掛からないのなら大丈夫です。
はい、えぇ、……聞いてみますね。」
スマホを保留中にしてから兄さまにみやびさんにも兄さまの連絡先を教えても大丈夫ですか?と。
出来れば代わってもらいたいとも。
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