こんばんは、咲夢さん。
春眠暁を覚えずって言いますから、この時期眠いのは仕方ないのでは、とか思ったりします。
立春が過ぎてるんで、暦上は春なんですが、体感的にはまだまだ寒いですね(笑)
あとひと月ほどは、こんな感じなんでしょうね。。
脅かしてはダメですよね、驚かすでなくては(笑)
”ろ”が一文字あるかないかで、犯罪一歩手前なのか、悪戯なのか変わってしまうんだから、日本語って難しい・・・
本編です。
兄さまから見てもですか?と、咲夢さんから問われ、
『もちろん。』と簡潔に答える将。
その後咲夢さんが、父さまが早く子どもを産んでもらいたいみたいだと、母さまも咲夢に子供が産まれたら、おばあちゃまと呼ばせたいと言っていたと話す。
今すぐ欲しいとかではないです、と付け加える咲夢さん。
『お義父さんと母さん、そんなこと言ってたんだ・・・』
(いや、ちょっと待て、話したのはいつだ?咲夢ちゃんは学校の寮にいたんだから、そんな話をする機会は、そんなに多くないはず。)
(一番可能性が大きいのは、咲夢ちゃんが退寮してから家に来るまでの間か・・・でもまだまだ若い娘に、そんな話する必要はどこにある??)
(兄とはいえ、血のつながらない男の家に預けようとしてる、箱入り娘にする話か??)
(ってことはもしかして、お義父さんも母さんも望んでるってこと??咲夢ちゃんも、今すぐではないとか言ってたよな。なら、据え膳食わぬは男の恥なんだけど・・・)
(でも、お義父さんや母さんはいいとしても、彩葉さんがなあ・・・)
(どちらにせよ、高校生に手出すわけにはいかんから、土曜日以降の話だな。。)
色々と考えるが、結論は出ずモヤモヤが募るばかりの将の耳に、林が来たときに驚かすのに協力してくれると、咲夢さんの声が聞こえてくる。
考えていたことを悟られない様、平然を装いながら
『ほんと?じゃあ、こんな風にしたいんだけど。』
と、驚かす計画を話し始める。
1:林が来たときに下まで迎えに行くから、咲夢さんはその間に自分の部屋に隠れるように。玄関には一足咲夢さんの靴を出しておくこと。
2:待ってる間に、ショッピングモールに行ったときのワンピースに、着替える。
3:キッチンを背にしたソファに、林を座らせるから、その間に足音を忍ばせてキッチンに入っておっちゃの用意をしてください。
4:お茶が入ったら、林の背中から声をかけて欲しい
5:挨拶するときに、兄さまではなく『将がいつもお世話になってます。』という感じで、挨拶を。
『そうすれば、あいつが勝手に勘ぐって、驚くと。どうかなこんな感じで出来る?』
『林のやつ、あの美少女は誰だ?教えろって騒いでたから、咲夢ちゃんが現れただけで、吃驚すると思うんだ。。』
『なんか追加したいことがあれば、言ってよ。』
と言ってから、時間を伝えるために林に、電話をかけ始める将。
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