咲夢さん、こんにちは。
フェリー、ろくに乗った事ありませんが、思い返してみると酔ってますね。
あの独特の揺れが、ダメなのかも。。
酔ったことない乗り物は、電車列車・飛行機くらい(笑)
飛行機は、離陸の瞬間のフワッとする感覚が苦手です。。
本編です。
野乃崎家に着くと、リビングで待っているように言われる将。
リビングの中を見渡していると、この前来た時より大分室内が片付いている。
『そうか、あと2週間くらいで出発なんだよな。』
娘が心配なのであろう、キッチンで母が咲夢さんに、
「どうだった、バイト先の下見?くれぐれも無理しちゃだめよ。付いていてあげられないけど、学業が最優先ですからね。何かあったら、将の事こき使っていいから(笑)」
と。
紅茶を淹れ終わり出て行こうとする咲夢さんに、
「咲夢ちょっと待って、これも持って行って。食べ物処理しちゃわないと。」
と、食器棚の上からクッキーを取り出し皿に乗せる。
将さん咲夢の部屋初めてですよね、と言いながら、咲夢さんがリビングに顔を出し、先に立って階段を上っていく。
『そうだね、咲夢に限らず、若い女の子の部屋に入るの自体、凄い久々かも知れない。学生の時以来かな。。(笑)』
咲夢さんが自室へのドアを開けると、天蓋付きのベット、マンションと似たカーテンが目に飛び込んでくる。
興味深そうに室内を見ている将、恥ずかしいからあまり見ないでくださいと咲夢さん。
将が深く息を吸うと、女の子のいい匂いが鼻腔を擽る。
段ボールが何箱か積み重ねられている。
『引っ越し準備は順調みたいだね。』
と将。
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