宮園書店○○支店のバックヤードとオーナーの葛藤の閑話です。
副店長と社員従業員、そしてフリーターの女性従業員。
『……すみません、今月いっぱいで辞めさせて下さい。』
『突然どうした!何かあった?』
『言い難いのですが…、店長に…。』
『店長がまたセクハラしたのか!
副店長、やはりオーナーに直談判するべきです!』
『あの、それでも辞めさせて下さい。
皆さんのお顔を見ていると思い出してしまうんです。』
フルフルと震えただのセクハラだけではないと感じた副店長と従業員はあ然とする。
まさか力ずくでか?いやいやまさか…、しかしあの店長だからな。
『被害届を出さないか?』
『いやっ、それは…恥ずかしいですし…、それに人に知られたくありません。』
この話は約一年前の話、その後、女性アルバイト従業員が皆辞めてしまう。
その後、マイマイたち五人がアルバイトとして入ってきた。
今年に入り大学を卒業するアルバイトの娘がひとり居り、枠が空いた所にみやびからの頼み。
当初はオーナーの弘一も渋っていた、みやびに修志の件を話していなかったからで
その学生は司書になりたいと勉強熱心だと聞き、マイマイが居るからと受け入れることにした。
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