将さん、こんにちは、冷えてきましたね。
咲夢も巣篭もりしてます。
ご飯も食べないとですが食欲あまりないんですよね~。
本編です。
時間は少し遡り、ママさまに着付けしてもらっている。
「………。」
『咲夢ちゃん、何か聞きたいことあるの?』
「……はい、ママさま、お見通しでしたか。」
『咲夢ちゃんは素直だから解りやすいのよ。
嫉妬してしまう…でしょ?誰か好きな人が出来たのかしら?』
敢えて兄さまとママさまは言わないでいる。
『私だって若い頃は嫉妬してしまう事、有ったわよ。
……信頼かしら、好きな人を信頼する。
あとは自分が好きだったらその人が誰を想っていても構わない。と思う気持ちかしら。
嫉妬は悪い事ではないのよ、その人を独占したいと思う気持ちのあらわれだもの。
ただお互いに気持ちが向いていないと嫌がれる可能性あるけど
咲夢ちゃんの好きな人は大丈夫だと思うわよ。』
→リビング
兄さまが考え事をしている様に押し黙っている。
ママさまの声に慌てて咲夢に綺麗だよ。と言ってくれる。
「兄さま、ありがとうございます。」
ママさまと兄さまが驚くほど照れてしまっている咲夢。
父さまが自宅を終え戻ってくる、目が少し赤い感じがする。
(咲夢を見て母さまを思い出したのでしょうか……。
母さまに似ないほうが父さまを悲しませること、ママさまが嫌な思いをする事が少なかったかも知れませんね……。)
父さまが出ようと言い、車に乗り込み、走ること数十分後、廣末亭へと到着する。
母さま、和夏は普段着物を愛着していましたが公園ではロングワンピース。
名刺の件ですがどうやって見つけるかは任せてもらってもいいですか?
母さま、和夏の写真、アルバムは兄さまに見せて欲しいとふたりで見ている時に見つけたいかなぁ。
この時に完全に思い出すのではないでしょうか?
咲夢の着物はその大柄の梅模様です。
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