将さん、こんにちは、疲れました…。
これからゆっくりします。
本編です。
咲夢の無防備さは兄さまの前だけなのか…、兄さまを不安にさせてしまう。(?)
抱きついた兄さまの触覚は安心する、匂いも……。
意識が眠りについているのに咲夢の頭の中に感じるオーラの色は淡いオレンジからピンクに変化していた。
……脇腹に触れるモノ(手)が擽ったい、兄さまの膝の上でクネクネと無意識下に身体を揺らすと……。
お尻の下に硬くなったモノが触れる。
フワッと身体を持ち上げられ柔らかいベッドに降ろされ布団を掛けられると
額に何かが触れ、優しい声が聞こえるが何を言っているのかが判らない。
スゥー、スゥーっと寝息を立てると優しい何かが(手)触れ、ドアの閉まる音が……。
翌朝、目を覚ますとスマホが震えている、ママさまからだ。
時計を見るとまだ6時、こんなに早くにと思いながらも出ると既にエントラスにいるとの事。
ママさま曰く、兄さまに朝ごはんを作ってあげたら?と。
急いで着替え顔を洗い、手ぐしで髪の毛を整えるとカードキーを使いエントランスへ。
軽く挨拶を交わすとそのまま一緒にお部屋に戻る。
『将を驚かせてあげましょう。』
「はい、ママさま。」
下処理が出来ない咲夢のために早起きをしてわざわざ訪ねて来てくれたママさま。
冷蔵庫の中から卵とアジの開き、油揚げを大根を野菜室から出すと。
『出汁は……、顆粒ね、咲夢ちゃんはご飯炊いてね。』
「はい、ママさま。」
咲夢がお米を研ぎ炊飯器にセットすると
ママさまは薬缶とお湯を沸かし、剥いた大根の皮を水から入れ片手鍋でクールブイヨンを作ると
油揚げはお湯で油抜きをするとぎこちないながらも咲夢は大根と共に短冊切りをし片手鍋の中に
卵はママさまが割ってくれだし巻き卵を作ってアジの開きも焼く。
『大根おろしを作ったわよ、そろそろ将、起きてくるかしら?』
「もうそろそろだと思います。」
ダイニングテーブルに作った食事を並べ兄さまが起きてくるのを待っている。
将さんに朝ごはんを作りたかったのでママさまをお部屋に入れちゃいました。笑
勝手してごめんなさい。
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