将さん、おはようございます。
副反応、腕が痛いです。
熱は下がりましたが念の為、はじめから明日まで仕事休みをもらってました。
本編です。
学園に到着するとりんちゃんと馬術部へ行き、更衣室で仮入部用のユニフォームに着替える。
「これを着ると身が引き締まるね。」
『うん、気合入るよ!』
「まずはヤマトさんの厩舎の掃除ですね。」
『悪いね~、咲夢。後輩でも嫌がる仕事なのに…。』
「りんちゃんが言ってたじゃない、信頼関係を築くには真摯に接しなさい。って。」
『私、そんなクサい台詞言ったっけ?』
照れ隠しでとぼける鈴子さん。
厩舎へ到着すると鈴子さんがヤマトを柵に囲われた馬場に連れて行く。
その間に藁をかき集め端に寄せておくと鈴子さんが戻ってくる。
『咲夢、そこまでしてくれなくても良かったのに……。
運ぶのは私がするから咲夢はヤマトを見に行ってあげて?』
「ヤマトさんの走る姿、見てきます。」
馬場に行くとヤマトが速歩をしている、咲夢に気づくと常歩で近づいて綺麗だろう!と言わんばかりに
毛づくろいをしてもらったであろう馬体を見せる。
『あははは、咲夢に褒めてもらいたいみたいよ。』
「りんちゃん、さっき毛づくろいしたの?
ヤマトさん、とても綺麗よ。」
ブルルルンと満足そうに鼻を鳴らすとまた速歩をしだす。
『咲夢ちゃん、久し振りだね。』
『いつも、りんがお世話になってます。』
「小父さま、小母さま、お久し振りです。
さ、私のほうがりんちゃんにお世話になってます。」
『しかしヤマトは私には辛辣だな、近よりもしない。』
『女性ばかりの学園ですもの…、とは言っても大会には男性も居ますからね。
貴方がりんを辞めさせようとしたのをヤマトは覚えてるのかも知れませんよ。』
小母さまの言う通り、ヤマトは鈴子さんのお父さまが好きではない。
これは咲夢とりんちゃんの秘密。
『咲夢、私、一走りしてくるから待っててね。
終わったらシャワーしてからランチよ。』
りんちゃんとヤマトの息はピッタリ決まっている。
観ていても綺麗で障害物も華麗に跳び超えている。
『辞めさせようとしたのは悪かったが怪我が心配でね。』
『あの娘は言っても聞きませんよ。』
長くなったので次に続きます。
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