手を握ってくる智樹くんの手に反対の手で優しく撫でながら
「口にあったようで良かったわ。でもお酒はまだ早かったわね。これは私が飲んでおくね」
グラスに残った赤ワインをグイッと飲み込むと口から喉、胸がカーッと熱くなる。
「うん、隆はバイトで遅くなるって。お姉ちゃんもサークル旅行で帰ってこないの。下の子は野球の合宿いってこっちも帰ってこないからまだもう少し入れるよ」
そう言いながら部屋を見てみると綺麗に整理されていてベッドがやけに目立つ。
今日は娘の服をこっそり借りきて、膝上10cmくらいのフレアスカートに白のノースリハイネック。ストッキングは履かずに智樹くんのための生脚で頑張ってみて。
でも娘は細いけど私は昔は小降りのCだったのの、今は3人の子育てをしたので89Fに育って、ハイネックニットの胸がピタッと目立つ。
「それにしても綺麗にお部屋を整理してるのね?いつもこんな感じ?
隆とは大違いだわ。あの子の部屋ったら足の踏み場もないもの。」
お部屋を見回しながら言って。
「でもびっくりしたわよ。もう告白なんて何十年ぶり??って感じだし、男の子のお部屋に来るのも20年近くぶりよ~。何だか緊張しちゃうよ~」
そう言いながら智樹くんの手をマッサージする様に撫でて。
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