…え?さやちゃん達の事…?
(懐かしい友達に会える事でこの数日、まなみは上機嫌でした。紀子も落ち着いたこともあり、その気持ちは尚更です。そんななかで、どうしても不安が拭えないゆうすけさんがつい言ってしまった、今回の事大丈夫か?の一言に表情を曇らせました)
なんで?なんでそんなこと言うの?
ゆうすけさん、今までまなの友達の事とか悪く言う人じゃなかったじゃない…
(確かにその通り。律子にしろ紀子にしろ、まなみの周りはとても良い子に恵まれています。だからさやかたちの事も心配はしていません。ですがその影にチラつく関根の気配。その事を言う事ができずに、まなみに誤解を与えたままになってしまいました)
…そんなゆうすけさんなんて…まな…まな…
(2人の間に少しだけ溝を残したまま、翌週の日曜に会う予定になったと高田くんから連絡が入りました。そして少し間を置いて電話が鳴り…)
「…あ、ゆうすけさんですか?お仕事中にごめんなさい、唯です。
律子から連絡もらって…まなとぎくしゃくしてるみたいですね?
…でも、私も今回の話、裏を感じます。律子も星野くんも心配してて。
ともかく、来週私もそっち行きますから。それじゃあ…」
(これだけ周りはおかしいと感じているのに、まなみと紀子だけはキツネに摘まれたように何も感じていません。そして美由紀もまた…)
「…そ、来週ね?わかった。
あんたは何もしなくてもいいから。一つだけ役目を果たしてくれるだけでね?あいつらにバラしたりしたら、ゆきがどうなるか…わかってるよねぇ?」
(関根から紀子を好きにしろと言われて、美由紀はいつもの調子に戻っています。まなみを差し出して堕とせば、さらに可愛がってもらえる。そう思いながら計画を練っていて…まさかその瞬間が自分の最期だとは夢にも思ってません。
とにかく関根のために…それで頭がいっぱいで、なぜまなみが自分と似たスタイルやタイプなのかを冷静に考える余裕がありませんでした。)
「まずは…紀子を本当のメスイヌにする為に…前にもらった、この媚薬…あいつに試してやるんだから…生意気な律子ってのも平伏させて、まなみも食べさせてあげて…来週、楽しみになってきたなぁ!
あははっ!あははははははっ!
ははっ…は…っ…
…
だから!だからなんで涙でるの?なんでよーっ!」
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