関根
久しぶりに紀子を呼び出すとそこに来たのは俺の言いつけを破りロングスカートを履いた紀子。
美由紀が嗜めるものの紀子は怯む事なく言い返すので、いつもの紀子の様子といきなり変わっていて、睨んでくるから少し面食らいながら「…おい!なんだその格好は!今すぐ着替えないと、ばらまくぞ!」と脅しても「…イヤです。これがわたしですから。」何て生意気な事を言うから「なに!おい!美由紀、紀子をこっちに連れてこい!」と美由紀に命令して美由紀が「はぁ~い」と紀子の肩に手をかけようとすると紀子はその手を叩き乾いた音がして、俺を真っ直ぐに睨んだまま
「…今日は話があって誘いに乗りました。
もう…もうあなたとの関係は終わりにします。」「なに!お前自分の立場がわかって言っているのか?
それじゃあの写真ばらまいていいのか!」
「…ご勝手に。あなたにそれが出来るのならね?」とあくまでも強気の紀子を目の当たりにして、胸ぐらを掴んで脅すが効き目がなかった。
「見られ好きの厭らしい女のくせして、今の格好が本当にお前なのか?いやいやと言っても喜んでいたくせに!」と言っても反応は薄く、それどころか徹底的に争うまで言ってくるからかなり頭にきたが、変に悪目立ちして他の人らがチラチラこっちを見ているのに気づき、ここは一度引いた方が良いと判断して。
その手を払い「すきにしろ!」と捨て台詞を吐いてその場から立ち去った。
後を追って美由紀がやってきて「あの女、生意気な事を言いやがって…このままで済むと思うなよ…
おい!美由紀!お前には色々働いて貰うから覚悟しておけ!
それにしてもあそこまで紀子が強気になれたのはどう考えても、あの時会っていた友達のおかげだな…
まずは美由紀、お前の友達を使って紀子の周辺を探って、紀子の彼を見つけて美由紀がその彼を誘ってエッチしろ!俺は残りの女の友人を犯してやるから!」「良いよ、関根さんの言う通りにメスイヌちゃんの彼をねとるは…」と話ながら町の片隅に消えた。
健二
紀子から連絡があり、関根と会う店に行き、少し離れた場所で関根とのやり取りを伺っていた。
紀子は毅然とした態度で関根と向かい合い、関根の方が終始押されて話は終わった。
それでも俺は心配で紀子の元に向かうと紀子が座り込んで身体を丸めていたのですぐに側に駆け寄り抱きしめると「あ…けん…じ?終わった…よ?もうアイツ…あたしに関わらないって…良かった…良かったぁ…」と言って抱きしめた瞬間からガタガタと震え泣き出す紀子。
俺がギユッと抱きしめ「よく頑張った…本当よく頑張った!」と言ってると「わたし…頑張った…怖かった…また…流されて…ひどいこと受け入れそうになった…でもね?けんじが…いてくれて…勇気振り絞って…
怖かった!怖かった!」と言って大きな声で泣き出す紀子。
俺はしっかり抱きしめ、頭を撫で「本当によく頑張った、すごいよ紀子。」と言って慰めていた。
ようやく泣き止み落ち着いた紀子の手を取り、店を出てキスをして、紀子の家に行った。
ちょうど両親が留守だったので、そのまま紀子の部屋に行き、紀子を優しく激しく抱いた。
そうつかの間の幸せを噛みしめる様に…
【まなみさんの救いに期待しながら、まなみがひくくらいの場面を期待してます。】
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