健二。
お互いの気持ちが通じあい、激しい一夜を過ごし…まるで夢の中の出来事だった気がしていたが、隣で裸で寝ている紀子の姿を見つけ、昨夜のことは夢じゃあなかったんだ!
でも竹田にバレたら何て言われるやら…でも良いんだ!これからは紀子と2人で新しく始めるのだから…
そう思いながら紀子の寝顔を見てると「ん…あ…おはよ…あっ…やだ…はずかし…
夢じゃあなかったんだよ…ね?わたしたち…」と同じようなことを思ってくれていて嬉しくてニヤニヤしてたら紀子が俺の頬をつねり「…痛い?夢じゃあないんだ…」と恥ずかしいのか照れ隠しのようだったが「紀子…いい加減人の身体で試すような癖を直せよ?…うん痛いよ?夢じゃあないよ?」と微笑んで答えると
「それにしても。いくら安全な日だからって…ちょっと出し過ぎじゃあない?赤ちゃん出来たら…」と言われ「ごめん…それだけ紀子が魅力的だった証だよ?
えっ…赤ちゃん出来たら…それはもちろん…」と言いかけた時「わたし…健二のお嫁さんになるよ?」と言い、幼い頃ままごとで同じ言葉を紀子に言われ「約束…今日からは…何があってもわたしたちはずっと一緒だからね?一緒に新しい2人になろうね?
何度でも言うけど、愛してます。
いつまでも側に…いてください…」と小指を差し出して言われて「約束、必ず守るよ?
俺も愛してるよ?紀子。俺の側にいつまでも一緒にいろよ?」と答え小指を絡めた。
感極まって泣き出す紀子を抱きしめると良かった!良かった!と叫ぶ様に泣きじゃくる紀子。
俺は落ち着かそうと頭をゆっくり撫でていると「ごめん…泣いちゃって…嬉しくって…しかたなくって…
もう今日はわたしも仕事お休みする。
たまにはずる休みもいいよね?」と言われ「まぁ…たまにはね?」と言ってギユッと抱きしめると「ねぇ健二?手…出して?」「なに?」と答え手を出すと手を重ね、指を絡めて繋ぐと繋いだ手を写真に撮り「まなちゃんたちに…送るんだ。これで、わかるよね?今のわたしたちの気持ち…その前に…お母さんに連絡しなきゃ。帰ってきて健二がいたら、びっくりしちゃうでしょ?」「あぁ…きっとわかってくれるよ?
えっ?あぁ…そうだな?俺がいたらかなり驚くだろうな?」と話をして紀子が笑いながら電話をした。
2人の会話は聞こえなかったが、電話を代わってと言われた時、何となくイヤな予感がしたけど「紀子をよろしくお願いします。
ようやく貰ってくれる気になったのね?」と見透かれた様に言われ「お母さん、俺の方こそよろしくお願いします。」と受話器に頭を下げて言った。
でもようやくって…どれだけ俺は紀子を待たせていたんだ?と思いながら電話を切ると紀子と肌を合わせてキスをした。
これからは俺が紀子を昔みたいに守らないといけない!仕事も私生活も充実させるぞ!と新たな決意を立てた。
瞬一。
紀子さんの家からの帰り道…
とんでもなくベビーな出来事にりつこちゃんはすっかり参っている様に見えた。
まなみさんもりつこちゃんに輪をかけて酷い状態だったので、裕介さん宅に泊まるのも悪くて、そのまま神戸まで帰るつもりでいたが…
りつこちゃんもそうだけど、僕も疲れていて…初めてりつこちゃんとラブホに入る事にした。
いかにもってラブホではなく、小綺麗なお洒落なラブホを選んで入った。
そのラブホは車から直に部屋に入るタイプだったので、照れるりつこちゃんを「今日は疲れただろ?」と言ってお姫様抱っこして部屋に入った。
部屋に入ると、部屋の中はベッドとお風呂が普通のホテルより大きいくらいで、如何わしい雰囲気はなく、思ったよりくつろげた。
だけど…やっぱり魅力的なりつこちゃんと2人きりでこんなホテルに入ると、欲望が出て来て…
疲れを取らないといけないとはわかっているけど、りつこちゃんの魅力を最大限に引き出しているワンピース姿を目の当たりにすると、そんなことはどこかに飛んで行き。
「りつこちゃん、大丈夫かい?」と優しく語りながらりつこちゃんを抱きしめキスをした。
初めは啄むような軽い口づけから次第に熱を帯びて激しい舌を絡め合い、「りつこ…愛してるよ…」と耳元で愛を語り頬を撫でいた手が次第に肩から胸元に下がり敏感になっている胸を揉み始め首筋にキスの嵐を降らして徐々に足元へと下がって行き、りつこの割れ目へと舌を這わしゆっくりと中に舌を入れて中を掻き回して行く。
【まなみさん、お待たせしました。】
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