え…えんりょ…しなくて…んふにゅぅ…いい…よ…
んにゃっ…ふみぃ…
いくら…かっこよかったり…きれいなことば…ならべて…みても…ふみこんで…心に触れるに…は…こうするのが…いち…いちばん…なんだか…らぁ…
っ!んはにゅっ!ふむっ!んむうううっ!
(まるで本能がそうさせるように、まなはしゅんくんに身体を許しました。遠慮がちにキスをして、ワンピの中の胸に手を入れてきたしゅんくん。
まなは「ないしょ…だよ?」と口元に指を添えると、自分からボタンをさらに外します。
彼の目にはまながどう映っていたかはわかりません。灯りを消して、ゆうすけより大きな手が胸を包むと、頭の芯がトロンとするのを感じました。
そのまま寝かされて気遣う様に優しく覆い被されて、身体中でまなの全身を愛撫してくれるような心地よい温かさ…
まなはお腹の底から湧き出る喘ぎを口を塞いで抑えるのに精一杯でした。)
はふぅ…んみっ…んにゃぁぁ…
さすがりつが選んだ人だね…?優しくて優しくて…
まな、蕩けそう…
ゆっくり…ゆっくりでいいよ?
ゆっくりと…まなの中に手を入れて…この身体の中のりつにも会ってあげて?
(身体が火照ります。熱を帯びた手でしゅんくんの頬に触れて、するりとその身体から抜け出します。起き上がる時、くちゅん…と溢れる感触に震え…
まなはしゅんくんの手を取ると、両親の寝室から一番離れた奥の部屋に彼を誘います。
しゅんくんはまなの顔をみてびっくりしたようでした。鏡を見なくてもわかる…母でも妻でもない女の顔…16でゆうすけに会い愛してきましたが、たぶん見せた事ない顔…まなの中のりつがそうさせているようでした。)
…お父さんもお母さんも…子供たちも寝ちゃった…
ここなら…気付かれる心配…ないよ?
…抱いて?
そして…まなの心を…触って?
(とまりません。とめてくれません。おかしなのは分かってます。しちゃいけない事だとも。でもそれを言うなら、今までのまなたちの関係を否定する事になるでしょう。
まなが家族だと認めた人。同じ距離で4人同じ所を廻って欲しいから…だから…心を触れてほしい…
しゅんくんは、まなの柔らかさが気に入ってくれたのか、包む様に抱きしめながら再び覆い被さります。りつですらすっぽり入るその身体。当然まなもその中です。)
んっ!んにゃああっ!ふみっ!ああああっ!
しゅんくん!きもちいいっ!きもちいいよっ!
んみゃああああっ!そんなっ!そんなおっぱいの…乳首の触り方…まな…まなぁっ!ふみゅっ!んにゃああああっ!
(喘ぎに興奮してくれているのか、まなの鳴き声をもっと聞かせて?というように強く揉まれたり、コリコリ乳首を摘まれます。まなも遠慮なく鳴き声をあげ、彼の中でごぽっ…ごぽっ…と音を立ててお汁を下着の中にこぼし、触られてもいないのにぐちゅぐちゅに濡らし始めていました…)
…ぐすっ…すんっ…ひくっ…くすん…
(あたしはゆうさんの中に包まれて、激しく泣きました。言った。言えた。言ってしまった。
彼は何も言わずにキスをして抱きしめてくれて…
ようやく涙も収まり、あたしは顔を上げます。そこには変わらず笑みを浮かべる優しい顔。そしてそれを照らす月明かり。まるでそれはあたしの宣言を見守って、証明してくれたようでした。
…この東屋。ここであなたたちは…そしていまあたしは…あたしは目を伏せ、奥底に意識を沈めます。
そこにいるのはあたしの中のあたしだけのまな。
「…いいよ?…」
一言だけ呟き、あたしの背中を押してまた意識を浮かべていきました。
あたしは目を伏せたまま彼の頬を両手で手繰り寄せると、そのまま唇を重ねます。感謝と愛情を伝える様に舌を絡めて…ゆうさんの手があたしの頭を支えます。あたしはそのまま彼の背中に手をまわし…その背中を確かめる様に何度も撫で…
やがて2人の舌の間に糸を引きながら唇が離れます。
たぶん…今のあたしは…これから最愛の人に見せていくであろう、妻として…そして母としての顔をむけているんだと確信していました。
「…また、知らない律子が見られた…」
そんな彼の一言がそれを物語っていました。)
…そうだね?見せて行くよ?これからいくらだって…
でも…それはゆうさんにじゃないんだ…これからのあたしは、すべてしゅんいちの為に…
絡まってどうしようもなくなったあたしの心の糸玉を解いて、ちゃんと巻き直してくれたあの人のため…
でも…抜け出せなかった16の頃の泥沼から引き上げてくれたゆうさんにも…今だけ…お裾分けしてあげる…
(あたしは彼の膝の上に座ると、もう一度キスをします。あたしの中のまなに誘われる様に、今だけゆうさんの妻の顔で…
ゆうさんはさっきのお返しとばかりに、あたしの身体を優しく撫で回してくれました。ピクピクと身体が震えて、ゆっくりと気持ちよさが波の様に広がります。
人間、過ちはある…あの時のゆうさんがまなを犯したのは確かにしてはいけない事。でもその過ちのおかげで今がある…数々の人達の気持ちを和らげ、繋ぎ、紡いだ糸はここから始まった…でもあたしは…
気がつくと胸元がはだけ、火照った肌が月明かりに照らされます。今度はあたしがゆうさんを見下ろして優しく笑い…)
あなたとまなは…土砂降りの雨の夜の中交じり合って、始まったんだよね?
あなたとあたしは…月明かりが眩しい静かな夜の中…もう一度交じり合って…終わりにするよ?
…抱いて?…
ここで…あの頃のまなみたいに抱いて…
あなたをあたしの中に刻みつけて、あたしはここからまた歩いていくからね?
【こちらこそまたよろしくお願いします。
前回から、俯瞰的な表現でなくて、それぞれの内面からの言葉で描写しています。
それと、踏み込むまなちゃんと離れるりっちゃん。それぞれ対照的な内心を出してみました…
どう…かなぁ?】
※元投稿はこちら >>