ちょ…っと…みんな見てるよ…?ん…んんん…
(周りの目をはばからず、ぐいっと力強く抱きしめられるとキスをされます。まなみは恥ずかしげにじたばたとしますが、キスされると途端に大人しくなります。まわりのみんなは、おぉ…とどよめき…)
「パパとママ、チューしてる」
「そうだよねぇ?みんなの前でも出来ちゃうんだから、ゆりなちゃんのパパとママは本当に仲良しさんだよね?」
「じゃあ、あたし、みゆきお姉ちゃんとちゅーしてあげる!」
「あら、ありがとお」
(ゆりなが美由紀のほっぺにキスをすると、笑いが起こります。)
「いいなぁ。ねえけんじ?わたしにもチューちょうだいよ?」
(おどけて健二くんに抱きつく紀子。ここじゃやだと返した健二くんの返答に、ここじゃなければいいのね?とツッコむさやか。和やかな談笑の中、律子はいつの間にかベランダで一人、どこか遠くを見ていました。まなみはゆうすけさんに目配せをしてその胸の中から離れると、上着をもって律子のところに…)
…昼間でも、まだ寒いよ?はい…
「あ、ありがと。」
なに見てたの?
「…それを聞くの?」
…ううん…わかってる…今度は…どこまで続くんだろうね?
「わかんない…けど、まなやしゅんいち、みんなが支えてくれるから、安心していけるとこまでいくよ?」
うん。どうせなら、行き着くとこまでいっちゃえ!
「簡単に言ってくれるね?
…でも…今のあたしなら、なんだかできそうな気がするんだ…それくらい、気持ちは充実してる!」
よかった。なんだか、ここに来たばかりの頃のりっちゃんがいるみたい…まな、うれしい…
(ぴとっ…と寄り添い、律子に身体を預けるまなみ。それを部屋から見ていたしゅんくんは、自分の知らない2人のひとコマを新鮮な気持ちで見つめ、ゆうすけさんはまた、懐かしいひとコマが帰ってきた思いで穏やかに見つめていました。
しばらくそうしていると、どちらともなしに2人とも部屋に戻ってきました。)
さて!みんな揃ってる事だし、今夜は楽しいお夕飯にしようね!
「あの…そのことで…」
?みゆきちゃん、どうしたの?
「大将からさっき連絡あって、どうせだからまたウチに来い!って…みんな集まるんだからいい話に決まってる、だから夜は空けといた!有無を言わさず集合!…だそうです」
ええ?でも、支度とか大変だし、そもそもわるいよぉ…
「大将…言い出したら聞かないから。
わたし、これから帰って支度手伝います。」
「…いつも見てるけど…美由紀さん、大変ね?」
「もう慣れましたよ?それに、唯さんと他愛のないお話するの、大将も楽しみにしてますから」
「まあ…それじゃあ、お邪魔しないとね?まな…」
ゆいちゃんはお酒飲みたいだけでしょ!
(まなの一言で場はさらに明るくなります。美由紀とはひとまず別れ、しばらくして…)
「…ねえ?あたし、まなと散歩しながら少し話がしたいの。最悪お店に直接合流しても…いいかな?」
りっちゃん…どうしたの?
「うん…なんか…そんな気分。」
(それが何を意味するのか…大人全員が察しました。でもあえて何も言わず、何かつっこんでくると思ったさやかは、ゆきの肩を抱いて静かに頷きます。2人はそれぞれゆうすけさんとしゅんくんの方を見ると、いっておいで…と言ってくれました)
「ありがとう…あたしのわがままにつきあってくれて…まな、行こう?」
うん…ゆうすけさん、みんなのことお願いね?
しゅんくん、りっちゃんお借りします…
(身支度を済ませて、仲良く手を繋いで出て行く2人。唯は2人を見送ります)
「…律子なりの…区切りにするつもり…なんだわ。
自分には星野さんが、まなにはゆうすけさんが…
例え2人が魂の根っこで繋がっているんだとしても…
ううん?繋がっているからこそ、直に絡まるのをこれで…あの子らしいわ…ね?ゆうすけさん、星野さん?」
「…絶対…ぜったいに離さないでね?けんじ…約束だから…ね?」
「あたしたちも…あんな風になろう?ゆき?」
「うん…」
【ちょっと迷いましたが、わがまま1つお願いします。まなちゃんとりっちゃんの、最後のえっちをさせてあげたいです。このお話が終われば、もうりっちゃんの式。お互い肌を重ねることができなくなっちゃう気がして…ゆうすけさんのと甘いのはまた後でしたいですが、その前に2人にはご褒美を…
並び順によっては順番が逆になっちゃいますが、もうひとつ続けますね?もしリアタイで見てたら、お返事少し我慢しててください…】
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