(律子に会ってタガが外れたように、あの瞳のままでまなみは律子にずっと寄り添っています。
距離が近すぎ、過剰なまでのスキンシップを求めてきます。
律子はひとまず、自分に起こったことをゆっくりと話していました)
そっか…あのおかげでそんなことに…
それで誰にも会えなくて、話せなくて、水泳お休みしてたんだね?
でも…以前よりも元気になって、もっともっと綺麗になって、まなのところに帰ってきてくれてよかったぁ…ほんと、心配したんだぞ?
「その件はホントにごめん。
あたしも限界超えちゃってボロボロだったから…
でもね?何か変わるかと旅行に行って、しゅんいちが懸命にささえ…」
(しゅんくんが寄り添ってくれて…そんな話になった途端、まなみの気配が変わります。表情は相変わらずにこやかですが、その中はひどく暗く冷たい…
律子は息を呑み怯えて言葉を仕舞い込みます)
「ん…な、何でもない…よ?」
そう?ともかく、りっちゃんがこうしてまた笑ってくれて、まな本当に嬉しいよ!
「あ…う、うん…ありが…とう… …んっ…」
(怖い…律子の心は明らかに今のまなみに怯えています。子供たちはお昼寝中…
身体はグイグイと求められ始め、ベッタリ引っ付き、胸を押し付けるように寄り添います。手は腰に回して撫で回され、律子は思わず小さく声をあげます。それは感じたのと怯えたの両方。心と身体、両方丸呑みされるくらいのまなみに、律子は心の中で叫びます)
〈たすけて!しゅんいち…!〉
「あら?珍しいじゃない、そのツーショットなの?」
(しゅんくんの律子を守る断固とした決意を見せられて、事は穏便に済まないだろうと思い、いっそ彼にまなみの夜のこともすべて…と口を開きかけた時、唯に声をかけられます)
「星野さんいるって事は…律子もう来てるんだ?
ゆうすけさんから連絡もらって、お土産もってあの子の様子を見に行こうとしてたんどけど…
…まなの事…?」
(だまって頷く2人。何かを確信したかのように、唯はしゅんくんに問います)
「ねえ、星野さん?律子はどっち選びました?
まなと…前以上にひとつになるか、それとも離れるか…?
まなは…あの子は自分には律子がいないと、律子にも自分じゃなきゃダメだってずっと思ってる。
あの2人は、魂の根っこで繋がってて、どちらがかけても成り立たなくなる。
今回の事で、律子は外に外に伸びていこうと決めて、まなは今その枝を絡めとってまた自分の中に仕舞おうとしてる…そんな気が…します」
「ちょ…っ…まって…ま…な…っふっ…」
りっちゃん?まなはずーっとりっちゃんの事待ってたんだよ?ゆりなの時以来…まな、律子が欲しいよ…律子を包んで砕いてしゃぶって…また…ひつとになりたいよ…
「まな…まちなさい!まな!
あなたおかしいよ?いつものまなじゃない!
どうしたの?まな?ま…んっ!んんんんんっ!」
(耳元で囁かれてビクビク!と反応してしまう律子。指先で首筋を撫でられて力が抜けた拍子に押し倒されます。両手首を頭の上で押さえつけ、明らかに怯えて拒絶の色を見せる律子の唇を奪います。)
くち…くちゅ…ん…ちゅぱちゅ…
あむぅ…んむぁ…りつこ…りつこぉ…んむうっ
「っひぅっ!あもっ…んむううっ!まなまって!まなっあもおおおおっ!おむうっ!んむううっ!」
(唾液たっぷり絡ませた舌を、律子の口のなかでかき混ぜます。びくん!びくん!と身体を弾けさせる律子。本当に飲まれてしまいそう…懸命に律子は口を離すと、つい叫んでしまいました)
「ぷはあっ!たすけて!しゅんいち!」
…そっか…やっぱり…
りつこはそっちに行っちゃうんだ…
「何言ってるの!あたしがしゅいちのお嫁さんになるって、一番喜んでくれて泣いてくれたの、まなでしょ?」
…させない…そんなことさせない…
りつこはあたしだけのものなんだ。あたしだけが交わっていいんだ…
いやなの?りつこはあたしとエッチするの…いやなの?
(まなみの瞳の影は恐怖をまして、釘付けにした律子を金縛りのように瞳でも押さえつけます。
しゅんくんの名前を出した途端、凄みも加わりました。)
あたしの律子を…閉じ込めて連絡も奪って…
許さないんだから…あたしから、律子を摘み取ろうとしても…そうはさせないんだから…
「まな、こわいよ!だめだよまな!そんな気持ちじゃだめ…ふあああっ!」
ほぉら…あたしなら…律子の弱いところ、ぜぇんぶ知ってるんだからね?
溶けちゃって…またひとつになろ?りつこ…?
(セーターを捲り上げてシャツのボタンを外して、紫のブラを露にさせます。ほんのり紅く染まった肌。まなには律子の足の間に太ももを捻じ込ませ、グイグイと根元に…律子のスカートが捲れ上がり、スレンダーな足が…まなみは何かに取り憑かれたように律子をとりこもうとしているようで…)
「ともかく!早く帰んなきゃ!
何か…嫌な予感がするんです!必ずまなは律子を求める…でも…心がお互いを向いてないのなら…それは無理矢理犯すのと同じだもの…」
(唯に促されて急いで家に戻る3人。今またここで無理強いされたら律子は…しゅんくんはもやもやを振り払うように走ります。2人より早く家につき、中に入ると…)
…あ、もう帰ってきたんですか?律子食べるの…これからなのに…
そのままもう少しどこか行っててくださいよ…
あたしが、律子を食べ切るまでの間…
っ!きゃあっ!
(帰ってしゅんくんが見た光景…
まなみが律子の上に馬乗りになっていました。ブラはずらされて、捲れ上がったスカートからは、膝近くまで脱がされたショーツが見えていました。
続いて着いた唯は、その姿を見て、まなみの真っ黒な瞳をみて絶句します。
怯えて、涙を浮かべてしゅんくんを振り返る律子。それをみた瞬間、まなみを力一杯突き飛ばし、律子を抱き寄せます。そして、最後についたゆうすけさんは、まなみが突き飛ばされる瞬間を…)
「うそ…やだ…あの瞳…だわ…
ううん?あの頃よりも…もっと冷たくて…暗くて…怖い…」
(唯は震えてその場に立ち尽くします。
初めて会った時もそんな目をしていた。けど、その中には哀しさや、まだ温かみが残ってて…
突き飛ばされてなお、律子を求めようとするまなみを、ゆうすけさんは抱きしめます。よりによって…としゅんくんにむけた目は、少し怒りを帯びていました。ゆうすけさんの中で暴れるまなみ。
そしてとうとう叫んでしまいます…)
なんでひき離すの!
ゆうすけどいてよっ!あなたも律子を離してよ!
律子はあたしだけのなんだ!あたしだけがこの子を本当に愛することができるんだ!だから…だから…
だから返して!あたしの律子を今すぐ、あたしの中に返してよ!
【…言っちゃいました。ホントはもう少し引っ張ろうかと思ってましたが、今のまなちゃんは止められませんでした。
いつものまなちゃんじゃないから、言葉をえらびますねぇ…】
※元投稿はこちら >>