あっ!あああっ!いま…いま潰されたらあたし!
っ!んおおおっ!あっ!おああああっ!
(そこから先、2人に言葉はなくなりました。ただ本能に従うようにお互いを求めて…しゅんくんは叫び律子は応えるように鳴き…どれだけイッたか、どれだけ胎内に熱い熱を受けたか覚えておらず、2人とも気づいたら裸のまま抱き合い眠り、朝を迎えていました)
…おはよ。
(ただ一言。その声を聴いただけで、しゅんくんはかつての律子が帰ってきたと確信しました。
律子はもぞもぞと布団を身体に巻きつけながら身を起こし、小さく敬礼のポーズをとります)
…星野律子、あなたのおかげで新しい花を咲かせて戻れました。
これから先は…あなたも、あたしといっしょに戦ってください。
…よろしくおね…きゃっ!
(言い終わらないうちに強く抱きしめられます。
しゅんくんは何度もおかえり律子…と繰り返し、律子はそんなしゅんくんの背中に手を回し)
…ただいま。
(とだけつぶやき、そこからは互いに言葉のいらない時間を味わいました)
さて!そうと決まればゆかりさんに連絡しなきゃ!
(かつての元気を取り戻した律子は、ゆかりに連絡をします)
「りっちゃん!身体は大丈夫なの?」
おかげさまで!旦那さんが復活旅行をプレゼントしてくれたからね!おかあさんからも元気、もらった気もするの…
「そう、それはよかったわ。がんばってね!応援してるわ」
はい?あたし、ゆかりさんと一緒にやるわよ?
「でもわたしじゃ…」
あたしはゆかりさんじゃなきゃダメなの!
あなたは、あたしの全てを知ってる。あたしの中の良いところも悪いところも、清いものから醜い心まで…
選手とトレーナーは二人三脚でしょ?それならあなた以外に適任はいないのよ?
ジョディも待ってくれる。けどあまり待たせられない。それでも、ゆかりさんとあたし、それとしゅんいち…みんなでまた一歩目から始めたいの!
「りっちゃん…そこまで言われると、やるしかないわね!わかった、わたしもがんばるよ!
それなら、まずは身体を作り直しなさい?復帰の発表はまだ先でいいから。」
はい。よろしくお願いします!
(電話をきり、清々しい表情を見せる律子。しゅんくんに、まるで愛の告白みたいだったよと言われると、そう?とくだけた笑いをみせます)
…あとは…まなか。
あたしたちは、魂に一番近いとこで繋がってる。
だから、まなにはあたしの花のこと、ちゃんと話すわ。
それで…あの子の花も見てみたいな…
【まずはりっちゃんの方をしめておきます。
あとはまなちゃん…あたしも楽しみであり不安でもあり。です】
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